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(アロー君)モータースポーツ活動60周年の発表会に潜入!

やっほ~☆彡あっという間に桜の季節も過ぎようとしている今日この頃。東京では20℃を超える暖かい日も増えてきたね。暖かくなってくるにつれて、毎年ブリヂストンで盛り上がってくる活動の一つがモータースポーツ。今年はモータースポーツ60周年という節目。これからどんな風にモータースポーツ活動を進化させていくのか、モータースポーツ活動の考え方や今年の活動について報道関係者やレース関係者に発表したよ。発表会は、3月10日に行われ、オンライン含めて100名を超える報道関係者やレース関係者が出席したんだ。

会場入口のブリヂストンのモータースポーツ活動60周年ロゴの前でパチリ

まずは、Global CEOの石橋さんがお話された内容を紹介するね。

モータースポーツは「極限」への「挑戦」

今年はブリヂストンモータースポーツ活動60周年を迎える記念すべき年です。当社は1931年の創業以来、「最高の品質で社会に貢献」を使命として、人々の安心・安全な移動を支え続けてきました。その原動力の一つがモータースポーツです。ブリヂストンにとって、モータースポーツはまさに「極限」への「挑戦」。クルマ・ドライバーが極限の状態で挑戦を繰り返すレースで、「タイヤは生命を乗せている」を大原則に安心・安全を守り、クルマの動きを支えるための挑戦を繰り返してきたことが、今日のブリヂストンにつながっています。

ブリヂストンの挑戦は、1963年の第1回日本グランプリ参戦から始まり、73年にはル・マン24時間レース、76年には日本初開催のFormula 1®グランプリに参戦し、世界最高峰レースへの挑戦の第一歩を踏み出しました。

70年代後半から80年代にかけては、モータースポーツで培った技術やブランド力がビジネスにもインパクトを与え始めました。代表的な例として、79年に立ち上げた「POTENZA」ブランドが86年にポルシェ959に標準装着され、モータースポーツで磨いたタイヤ技術、ブランド力が世界に認められた証になりました。2輪では、83年に当社初の高性能バイクタイヤブランド「BATTLAX」を立ち上げて以来、MotoGPTMへの参戦なども通じ商品を磨き上げ、昨年鈴鹿8時間耐久レースでブリヂストンタイヤ装着チームが15連覇を達成するまで成長し、現在当社の2輪タイヤビジネスがスポーツ・プレミアム領域でトップポジションを確立するのに貢献しています。両ブランドの立ち上げ当時、私は商品企画・マーケティングを担当していましたが、その時味わった達成感やうれしさは忘れられませんし、レースを通じた挑戦がグローバルプレミアムブランドへの第一歩となったと実感しています。

そして90年代。ブリヂストンがファイアストンを買収し、グローバルカンパニーへの挑戦を始めるのと時を同じくして、モータースポーツも本格的に世界を舞台としていきます。ブリヂストンの技術力をファイアストンブランドに宿し、95年にインディ500®へ復帰、翌年チャンピオンに輝きました。この挑戦は、買収当時低迷していたファイアストンのプライドを取り戻し、ファイアストンとブリヂストンをつなぎ、現在のグローバルに広がりを持つ経営体制の基盤となっていると感じます。私も現地でこの挑戦に立ち向かった一員として、チャンピオン獲得は最高にうれしかった瞬間です。ブリヂストンブランドを背負って97年にはFormula 1®02年にはMotoGPTMへ参戦し、世界を転戦するグローバルモータースポーツを支えるという極限の挑戦が始まりました。この挑戦の中で、当社は世界3大レースと呼ばれるFormula 1®モナコグランプリ、インディ500®、ル・マン24時間耐久レースを走り、表彰台に上がっています。

こうして世界の頂点に挑戦し続けた経験は、ブリヂストンとしての誇りや情熱、「品質へのこだわり」「現物現場」「お客様に寄り添う」「挑戦」の4つのDNAを培い、技術・開発力、ブランド力、オペレーションやメンテナンスなど、今日のビジネス基盤となる総合力を磨き上げ、エンジニアからビジネスパーソンまでさまざまな事業領域の人財育成にも貢献しています。また、レースを通じてそのパフォーマンスを証明することで、お客様からの信頼を獲得し、グローバルプレミアムポジションを構築・強化することができました。経営視点で考えると、モータースポーツ活動は企業経営を構成する要素を凝縮したものだと学びました。

これからビジョンであるサステナブルなソリューションカンパニーへの変革を加速する「起爆剤」となるのもモータースポーツです。60周年を機にタイヤメーカーとしての「原点」に立ち戻り、「極限」へのグローバルジャーニーへ再度踏み出し、リアルとデジタルを組み合わせたサステナブルなグローバルモータースポーツ活動として進化させていきます。

その中核はサステナビリティです。脱炭素や資源循環の実現などモータースポーツのタイヤ開発やオペレーションを通じて、サステナビリティにおいても極限への挑戦を加速していきます。ブリヂストンブランドも次のステージへ、サステナブルなグローバルプレミアムブランドへと進化させます。加えて、モータースポーツ文化の発展を地道に支えることも、情熱を持って継続していきます。

これまで60年間の極限へのジャーニーを一緒に歩んでくださり、ありがとうございました。モータースポーツは10年後、20年後にも「走るわくわく」を提供し続ける、まさにBridgestone E8 Commitmentの「Emotion」を体現する活動です。これからもモータースポーツを多くの仲間たちと共に楽しみ、感動を共有し、共感から持続可能な社会の実現に向けて未来を共に創る「共創」へとつなげていきます。ぜひ一緒に、サステナブルにモータースポーツのエンジンを回し続け、極限へのジャーニーを加速していきましょう。

グローバルモータースポーツ活動は「極限」への「挑戦」、と熱いプレゼンを展開する石橋さん

「極限」の技術

続いて、Global CTOの坂野さんも登壇。

モータースポーツ活動の「極限」の「挑戦」を通じて「技術を磨き」、「人を育て」てきたことをお話されていたよ。モータースポーツで勝つために、見えないものを見えるように、測れないものを測れるように、ゴムを極め、接地を極めるタイヤつくりをしてきたこと、そして、モータースポーツで磨かれた技術が市販用タイヤにも展開され、環境性能と走行性能を両立した“新たなプレミアムタイヤの創造”につなげるとお話されていたよ。

ブリヂストンモータースポーツのあり方は、「極限」への「挑戦」のなかで「人を育て」「技術を磨く」と語る坂野さん

2023年のモータースポーツ活動は!?

今年も4輪は、国内最高峰のSUPER GT500クラスの9チーム10車両にブリヂストンのタイヤで、北米最高峰のインディカー・シリーズでは、ファイアストンのタイヤで足元を支えるよ。また2輪では、世界選手権で唯一複数のタイヤメーカーが競い合うFIM世界耐久選手権(EWC)で3チームをサポートするんだって。

2023年のモータースポーツ活動が紹介されている会場の一幕。TVカメラもたくさん!

更に、今年から新たにタイトルスポンサーとして、車両の電費効率を競うラリー競技「Bridgestone ecoRally Cup(エコラリーカップ)」に参画することも紹介され、サステナブルなグローバルモータースポーツ活動を推進していくよ。そして、60周年を記念したプログラムとしては、プロの指導を受けながらドライビングシミュレーターで気軽に運転技術の向上を目指す「Bridgestone eMotorsport Institute」や、初心者でもサーキット走行を楽しむことができる「POTENZA Circuit Challenge(PCC)でモータースポーツ文化の発展にも貢献していくよ!

その他、詳しくはこちらを確認してね!

https://www.bridgestone.co.jp/corporate/news/2023031003.html

 

豪華ゲストによるトークショーも!

発表会最後には、ブリヂストン契約チームの監督やドライバーによるトークショーも行われ、2022SUPER GT最終戦のGT500クラスでシリーズチャンピオンを決めた「TEAM IMPUL」監督の星野一義さん、北米最高峰のフォーミュラカーレース、インディカー・シリーズで活躍する佐藤琢磨選手、TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cupに参戦し、POTENZAなどの開発ドライバー等を務める佐々木雅弘選手が登場したよ!

星野一義さんは、「16歳のころから、ずっとブリヂストン。ブリヂストンのタイヤがなかったらここまで来られなかった。ブリヂストンと一緒にF1に行ったことは素晴らしかった。これからもブリヂストンと一緒に頑張っていきたい。2連覇をしたい」

佐藤琢磨選手は、「レースでのパフォーマンスとサステナビリティを両立するブリヂストンに支えてもらって誇りに思う。モータースポーツでも持続可能なマテリアルを使うことが求められる時代のなか、ブリヂストンは砂漠地帯で育つグアユール由来の天然ゴムをパフォーマンスが求められるレースのタイヤに活用できる技術がある。インディ3勝目を目指して頑張りたい」

佐々木雅弘選手は、「モータースポーツで培った技術を市販用タイヤに受け継ぎ、参加型モータースポーツの場でそのタイヤを買った皆さんに喜んでもらえるように頑張りたい。スタッフのみんなと意見を出し合って昨年より今年、今年よりも来年良いタイヤを開発していきたい」

といったことなど、ブリヂストンの一員として嬉しくなるお話をたくさん聞くことができたよ!

このトークショーの様子や、石橋さんと坂野さんプレゼンテーション、2023年の活動紹介を含む発表会の様子は、以下の動画で視聴できるから、ぜひ見てみてね!トークショーは4330秒あたりから。
https://www.youtube.com/watch?v=EcGSMDSjBR4

トークショーの一幕。左から佐々木選手、佐藤選手、星野監督

発表会後の報道関係者・モータースポーツ関係者との交流会にも潜入!

発表会の後は、報道関係者・モータースポーツ関係者との交流会が行われたよ。とても賑やかで、良い雰囲気だったな~。交流会に参加した方々に感想を聞いてみたら「サステナブル素材の研究開発の場としてモータースポーツを活用していることがよくわかった。今後深掘り取材をさせてほしい」「素晴らしかったと思う」「モータースポーツの歴史を知ることができて興味深く話を聞くことができた。車の発展にもモータースポーツが関わっていることを改めて知ることができた」「ここ数年コロナ禍でこのようなイベントもあまりなかったので、会場に入る前にサーキットで車が走っている音を聞き、気持ちが高まった後にモータースポーツのお話を聞いて、わくわくした」「このように関係者と話ができる機会はとてもありがたい」など、うれしいコメントをたくさんもらったよ。

交流会の一幕
これまでのモータースポーツ活動の軌跡を描き続け、今回60周年の記念絵画を描いてくれたランディ・オーエンス氏の絵画展
60周年の記念絵画
グアユール由来の天然ゴムが用いられているインディカー・シリーズのタイヤ
タイヤ基盤技術ENLITEN®を搭載したBWSC用の新スペックのタイヤ
再生資源・再生可能資源を用いた4輪レース用コンセプトタイヤ
再生資源・再生可能資源を用いた2輪レース用コンセプトタイヤ

今年はブリヂストンのモータースポーツ活動60周年!

10年後、20年後にも『走るわくわく』を提供しつづける」というブリヂストンのいろんなモータースポーツ活動の現場を紹介しながら、みんなと盛り上がっていけるとうれしいな~!Arrowでも色んな取り組みを紹介する予定だから、みんなも応援よろしくね~!

それでは、またね~☆


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