【当世海外事情】BRIDGESTONE DO BRASIL INDUSTRIA E COMERCIO LTDA.
グローバルで活躍するブリヂストンのチームメイトにフォーカス!
海外だからこそのやりがいや難しさ、その国ならではの最新情報などをお届けします!
BRIDGESTONE DO BRASIL INDUSTRIA E COMERCIO LTDA.(BSBR)
ブリヂストン ド ブラジル インドゥストリア
イ コメルシオ・リミターダ
BSBRは、ブラジル国内向けの乗用車用、トラック・バス用、鉱山・建設車両用、農業機械用のタイヤの生産・販売事業を行っています。国内に2つのタイヤ工場、2つのリトレッド工場、プルーピンググラウンドを有しており、合わせて4,000人以上の従業員が働いています。プレミアムタイヤ事業の強化に加えて、リトレッドやタイヤを軸にしたソリューション事業にも力を注いでいます。



BSBR OTR Field Engineer Manager
山根 亮輔さん
新たな価値創造に向け、チームでチャレンジしていきます
鉱山・建設車両用タイヤのフィールドエンジニアの活動を統括しています。現場近くの都市に拠点を置くスタッフと共に、鉄鉱石や金の採掘現場などを回りながら、お客様との関係構築、タイヤの使い方の提案と価値訴求、新商品の性能実証や品質のモニタリングなどを行っています。現物現場で吸い上げた情報を新商品・新技術の開発へつなげ、また本来商品が持つ価値を最大限に引き出しお客様に知っていただくことで、販売促進につなげることを目指しています。

海外ならではのやりがいや、大変なことはありますか?
多様な考え方・価値観を持つナショナルスタッフや、お客様・パートナーと共感・共鳴し合って新たな取り組みを始めることは、難しさと同時にやりがいもあります。同じ目線に立って向き合い言葉を交わし、相手の価値観を尊重して考え方の理解に努め、ブリヂストンの先輩方が各現場でつくり上げてきた信頼・ブランド力やフレームワークも活用しながら自分たちの思いを伝えています。基本的ですがとても重要な最初のステップで、それができたときにはチームが一丸となり新たな取り組みもうまく回るように感じます。ブラジルには、フレンドリーでアミーゴ(友人)のつながりを大切にする陽気な人が多いので、一緒に何かを成し遂げたときに分かち合える喜びも大きいです。
今後の目標を教えてください!
モノだけでなく、サービスやデジタル、さらにブリヂストンの知見を組み合わせた新たな価値創造、そして、鉱山のみならず建設や港湾の現場で使われる大型タイヤの拡売にも注力しています。新たな取り組みを開始し拡大していく段階なので、ブリヂストンの良さを生かしながら、従来の発想・施策から一歩踏み出してチャレンジする気持ちを持って、チームで取り組んでいきます。

カルチャーショックを受けたエピソード
ブラジルと言えばサッカーを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。実際に街中の至るところでボールを蹴ったりテレビ観戦したりする姿を見かけ、本当にサッカーが日常の一部だと実感します。お客様とも「で、どこのファンなの?」「昨日の試合は…」で会話が始まることも少なくありません。お互い好きなチームが同じときは意気投合しますし、ライバルチームの場合も「最近調子悪いね」といった軽口を言って盛り上がります。私もブラジル人や他の駐在員に混ざってボールを蹴ったり、地元チーム・CRフラメンゴの試合を観戦したり楽しんでいます。

CRフラメンゴのホームスタジアムであるマラカナン・スタジアム

国・地域のモビリティ事情
乗用車・商用車でのバイオエタノール燃料の利用が進んでいます。ブラジルでは国策として、サトウキビ由来のバイオエタノールの普及が進められており、ガソリンへの混合も義務付けられています。現在、既に新車登録台数の8割近くは、ガソリンでもバイオエタノールでも走行できる「フレックス燃料車」ですし、最近では、既に「フレックス燃料ハイブリッド車」を市場投入しているトヨタに続き、ホンダ、GMなども投入計画を発表しました。どこのガソリンスタンドでも、バイオエタノール混合のガソリンと、バイオエタノール100%のものを扱っていて、フレックス燃料車の利用者はその時の価格と燃費のバランスを考え、燃料を選択しています。
CATやコマツといった鉱山車両メーカーも、ブラジルの鉱山会社と協働でバイオエタノール混合燃料対応車の研究・開発を発表しているため、脱炭素化に向けたブラジルの自動車業界の今後の動向に注目しています。

ガソリンスタンドにも、ガソリン(左上)と、バイオエタノール燃料(右上)の価格が掲示されています
国・地域の名産品・名物スポット
お気に入りのブラジル料理をいくつかご紹介します。
南米は肉食の国が多く、ブラジルもやはり食事のメインは肉です。いろいろな食べ方がありますが、一番は「シュハスコ(ブラジル版バーベキュー)」です。ブラジル人にも人気の部位、ピカーニャ(日本で言うイチボ)は特に絶品です。

黒インゲン豆と肉などを煮込んだ「フェイジョアーダ」(写真右奥)は、ブラジルの国民食です。決まった曜日に食べる習慣があり、オフィス周りでは水曜に、鉱山では金曜に食べることが多いです。

ブラジル人はビールが大好き。瓶ビールを凍るほど冷やして飲むのが定番です。


- 国 名
- ブラジル連邦共和国
- 公用語
- ポルトガル語
- 首 都
- ブラジリア
- 人 口
- 約2億1,531万人
(2022年時点、出典:世界銀行)

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