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はじめて見るソーラーカーに大興奮!Bridgestone World Solar Challenge社内交流会

今年は、2年に1度開催される「Bridgestone World Solar Challenge(以下BWSC)」が開催される年!10月22日から始まり、世界中から集まる大学生をはじめとした若きエンジニアたちの夢を乗せたさまざまなソーラーカーが、5~7日間をかけてオーストラリア大陸約3000kmを縦断します。レース本番に向けて、7月16日には、栃木県にあるタイヤの試験評価を行う施設、ブリヂストンプルービンググラウンド(BSPG)で、BWSCに挑戦する工学院大学と呉港高校のチームとの交流会が行われました。交流会は午前と午後の2回行われ、栃木工場、那須工場、BSPGに勤務する従業員とそのご家族約70名が参加。普段なかなか見ることができないBSPGの施設や、目の前を走るソーラーカーの見学に、子ども達は大興奮。

BSPGで事前走行をする工学院大学のソーラーカー

国王がソーラーカーの新車を発表?!

まずは、BWSCがどのような大会なのか、お勉強。BWSCは実は歴史が長く、1987年から開催され、ブリヂストンは2013年からタイトルスポンサーをしており、今年でタイトルスポンサー10周年となります。あまり知られていませんが、BWSC は、25か国・地域、約45チームものチームが参加する世界最高峰のソーラーカーレースなのです。オランダでは国王自らが新車発表会でソーラーカーをお披露目するなど、国として力を入れているところもあるようです。

工学院大学の濱根教授によるオリエンテーションの一幕

BSPGのガレージでソーラーカーのドライバーに!?

オリエンテーションの後は、いよいよソーラーカーに乗車体験! 2017年にBWSCで走行したソーラーカーを見て触れるだけでなく、なんと運転席にも乗り込みます。乗車したお子さんたちからは、「たくさんスイッチがあって、かっこよかった」「走らせてみたい!」「すごく狭かった」という感想も。取材した筆者は、その狭さを伝えるべくソーラーカーに乗り込もうとしましたが、自力で降車できなくなる可能性があったので、残念ながら乗り込みは断念しました。

ソーラーカーの運転席はなぜ狭い?チームでつくるこだわりの車両

BWSCはオーストラリア南北3000キロを太陽光の力で走破する大会。3000キロというと、北海道から沖縄までの距離。そんな大移動を太陽光の力で走るソーラーカーは、空気抵抗を極限まで減らし、太陽から得たエネルギーをより効率的に使用できるよう船のような細長い形をしています。また、タイヤも車体の内側に収まっているのも特徴の一つ。車体の重量は約170Kgと、普段私たちが乗っている一般的な乗用車の6分の1程度の重さしかありません。それにも関わらず、最高速度は130km/h!極限までエネルギー効率を追求するBWSCにブリヂストンは最大35チームに新たなプレミアムを創造する商品設計基盤技術「ENLITEN®」を搭載したタイヤを供給します。「ENLITEN」はタイヤの大幅な軽量化と転がり抵抗の低減、摩耗ライフの向上を実現し、EVの航続距離の延長に貢献。
太陽光の力で効率よく、速く走るために、クルマの形や重さ、タイヤなど色んな工夫が詰まっているソーラーカー。だから運転席も狭く、大人一人がやっと入れるくらいの広さなんですね。
そしてソーラーカーを効率よくつくるために、車両をチューニングするメカニックの機械工学系の学生さんや、車両の走行データを分析してセッティングにフィードバックする役割を担う情報システム工学系の学生さんなど、多くの学生が多様な分野で日々学んでいる知識と情熱が込められているそうです。

ソーラーカーはタイヤがクルマの内側についていること等の説明を受ける参加者のみなさん

いよいよソーラーカーが走行!参加者からは、「かっこいい、速い!」「宇宙船みたいで、未来の乗り物という感じがする」と歓声が。工学院大学の学生や先生で構成されるソーラーカーチーム全員の知恵と工夫でつくられた車が走っているところを見た子どもたち。今回の交流会をきっかけに、BWSCに興味を持ち、いつかエンジニアとして参戦する子も出てくるかもしれません。
見学会の後は、スペシャルゲストとして参加した萩野公介さん、鈴木世奈さんからお子さんたちにモータースポーツグッズが配布されました。お子さん達にとっては、自分たちのお父さんやお母さんが働いている会社が、こんなに広い場所でタイヤをテストしているのかということ、そして夢に向かって挑戦する人や取り組みをサポートしていることを知る貴重な一日になったかもしれません。

お子さん限定のモータースポーツグッズを配る萩野公介さんと鈴木世奈さん。

気温35℃を超える猛暑日でしたが、参加した皆さんからは、「初めてソーラーカーが走るところを生で見学できて面白かった」「子供が自分の働いている会社や仕事を知ってくれて励みになった」「子どもが車や技術に興味を持つきっかけになった」「関心の度合いが高まりました。生産側としても頑張ります」といった感想も聞かれました。

午前の回に参加した従業員とそのご家族のみなさん

午後の回に参加した従業員とそのご家族のみなさん

BWSCの本番は10月22日から始まります。ブリヂストンのタイヤで世界最高峰のソーラーカーレースに挑戦するチームのみなさんを、ぜひ応援しましょう!

BWSC特設サイトはこちら
https://www.bridgestone.co.jp/bwsc/
※新サイトへの移行に伴い、いいね、コメント数はリセットされています。
旧サイトでの8月18日時点いいね数:81  コメント数:0

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