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一流プロとの契約の裏にある、若手有望選手の発掘ときめ細かいサポート

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ゴルフのハイシーズンを迎える今日この頃。ブリヂストンレディスオープンも開催され、ブリヂストンが契約する選手の活躍を目にする機会も増えてきました。
今回は、ゴルフの有望なアマチュア選手を発掘する、ブリヂストンスポーツ(株)のお二人にフォーカス。業務内容や選手とのリレーション構築についてお話を伺いました!

有望なアマチュア選手にゴルフ製品を提供

高見 プロ・アマチュア企画ユニットは、プロゴルファーとアマチュア選手のサポートを主な業務にしており、私と倉内さんがアマチュアを担当しています。具体的には、有望なアマチュア選手の発掘とブリヂストン製品をモニターとして無償で提供しサポートすることをメインの業務としています。

倉内 小学生から大学生までを対象に、全国で開催されるゴルフ大会の中から年間20試合ほどの大会に足を運んでいます。選手の発掘では、スタートホールで全選手のスイングを観察し、技術レベルや将来性など当社独自の評価基準で点数づけをして、有望な選手をリストアップします。そこから選手の親御さんにアプローチし、使用している用具の確認やブリヂストン製品への興味、親子のゴルフに対するスタンスなどをヒアリングすると共に、ブリヂストンのイメージに合う誠実そうな人かどうかを判断し、登録の可否を総合的に判断しています。

高見 最初のサポートは消耗品で、ゴルフボール、グローブ、キャップ。その後の成績次第でウェアやクラブも提供しているほか、トッププロとの交流の機会や、例えば用品の構造や選び方のオンライン講習など無形の支援も行っています。また、ブリヂストンが運営しているトーナメントの予選会、本戦への推薦なども行っています。昨年、全米女子アマチュア選手権で優勝した馬場咲希さんも、ブリヂストンレディスオープンには予選会から出場していただいたんですよ。
倉内 消耗品のサポートはもちろん、トッププロによる講習などの支援も、本格的にゴルフに向き合っている選手と親御さんの大きな支えになると思います。私自身も学生時代に高見さんたちにサポートいただいたアマチュア選手だったんですけれど、サポートいただけて本当にありがたかったです。

高見 現在、モニター登録している選手は約250人。有望選手の発掘は若年齢化が進んでいて、他社としのぎを削る厳しい競争環境になってきています。ジュニアの大会のスタートホールにいるギャラリーの大半はメーカー関係者だと思っていただいて間違いありません(笑)。

倉内 また、中学から大学までの学校のゴルフ部を対象に、ボールの提供や割引購入といった支援も行っています。この活動はプロ予備軍の若手の発掘というよりは将来ゴルフを楽しまれる層のファンづくりを目的としています。また、ユニフォームの斡旋販売も行っていて、ブリヂストンブランドの浸透にも役立てています。


――この活動を通じてどのような効果を期待しているのでしょうか。

高見 まずはブリヂストンの製品に慣れ親しんでもらい、愛着を持ってもらうこと。そこから信頼関係を築き、プロ転向した際に契約までつなげていくことが一つの重要な役割になります。プロ契約でたとえ他社から破格の条件を示されても、揺らぐことなく私たちと契約していただくには、普段からの地道な人間関係づくりが重要だと考えています。そうやって契約した選手が、我々のサポートによって国内外で活躍することにより、「ブリヂストンのブランド露出やブランドイメージ・価値を高める」ことが最終的なゴールになります。

倉内 現在契約しているプロのほとんどが、こうした形で信頼関係を築いてきた方々。馬場選手のほかにも、昨年の賞金王の比嘉一貴選手や堀川未来夢選手、渡邉彩香選手、古江彩佳選手など、多くの選手をジュニアモニターから現在に至るまでサポートを続けています。

子どもの気持ちに寄り添った対応を

――業務で特に意識していることはなんでしょうか。

高見 選手の発掘では、現時点だけでなく、半年後、1年後の成長度合いをチェックすることを心がけています。また、コミュニケーション能力が強く求められている仕事です。選手本人はもちろん、親御さんからも信頼されることは不可欠です。

倉内 自分自身が選手だった経験を生かして、相手が今どんな言葉をかけてもらったらうれしいか、次のモチベーションにつながる声かけを意識しています。落ち込んだ時、うまく行かない時に連絡してくれる子には特に伝え方は気をつけています。相談はLINEが多いですね。多い時は会社のスマホに1日数十件来ることもあります。
高見 送ってくる時間をあまり気にしない子も多いので、返信は朝から夕方までといったルールを決めてコミュニケーションしています。学校の先生や家庭教師みたいですね(笑)。


――仕事の大変さとやりがいについて教えてください。

高見 ゴルフ場には朝7時前に着いて帰るのは18時くらい。忙しい時期は1週間で2、3大会をハシゴしますので体力勝負の部分はありますね。スタートホールの日陰のない場所で5時間くらい立ちっぱなしになることも。

倉内 私はブリヂストンの日傘を広げて、ゴルフ競技を行う各ホールのスタートホールの子どもたちに「見てるよ」とアピールしています(笑)。

高見 やりがいは、やはりモニター登録した子が、それをきっかけにより早く上達したり、トーナメントで良い成績を収めたりすること。昔から知っている子がナショナルチームに入ったり、プロデビューして活躍したりしている姿を見ると感慨深いものがありますね。

倉内 今サポートしている子どもたちが昔の自分に重なります。大会で活躍して表彰される姿が頑張りがいにもつながっています。また、サポートを通じてジュニア層のレベルアップにも貢献できていることがうれしいです。

爽やかで誠実な選手の育成を支えたい

――グループの皆さんへのメッセージをお願いします。

高見 成功した選手が露出されるので華やかな仕事に見られがちですが、本当はとても地道な活動です。朝から晩までスイングをチェックして、声掛けして、道具を準備して、親御さんと話をして。その繰り返しですから(笑)。
今活躍しているプロに続こうとする、たくさんのジュニアがいます。これからも安定して活躍できるプロ、ブリヂストンがサポートするに相応しい爽やかで誠実なプロ選手を送り出していければと思います。Bキャップをかぶっているジュニアを見かけましたら、ぜひ期待を込めて応援いただければ幸いです。


倉内 先日の馬場選手のように、Arrowを通じて記事が紹介されることで皆さんからの応援コメントをいただくことがありますが、そうしたコメントは全部選手にお伝えしています。親御さんも選手もとても喜んでいて、試合前の力になっていますので、引き続き、応援のコメントをいただければと思います。
今後も、契約プロにつながる子どもたちの発掘、サポートを通じて、私たちだからできるブリヂストンのブランド訴求、グループ全体のファンづくりに貢献してまいります。ご支援のほど、よろしくお願いいたします。
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