メンテナンスサービスの現場で取り組む安全事例
安全は私たちブリヂストンの企業経営の基盤であり、「良いビジネス体質を創る」ための大前提です。「最高の品質」のものをお客様に提供するには、まずは「パーフェクトな安全」を実現すること。グループグローバル共通の安全宣言「安全はすべてに優先する」に基づくブリヂストングループの安全への考え方や、各現場での取り組みをご紹介します。
拠り所となる作業標準
主に大型トレーラーを中心としたトラック・バス用、産業車両用タイヤなどの交換・メンテナンスを担う京浜本牧店。小泉さんは、メンテナンス作業をテキパキと行いながら、10人余りのスタッフを指導する技能マイスターです。
新しく配属された従業員にまず伝えているのは、「メンテナンス作業は一つ間違えると、自分たちやお客様にもケガや事故のリスクがある」ということです。例えば、ホイールを装着したトラック・バス用タイヤは1本で重量が100kgを超えるため、取り扱いを間違えるとケガをするリスクもあります。またナットの締め付けが不十分だと、走行中に脱輪事故を起こす可能性もあります。ドライバーや同乗者だけでなく、車両の周囲にいる方の命にも関わりかねないため、ナット1本の締め付け作業にも細心の注意を払っています。「一つひとつの迅速・確実・丁寧なメンテナンス作業がお客様の安全を支え、一人ひとりの行動が自分たちの安全な職場をつくる」という意識をスタッフ全員が持つことがスタートラインです。
主に大型トレーラーを中心としたトラック・バス用、産業車両用タイヤなどの交換・メンテナンスを担う京浜本牧店。小泉さんは、メンテナンス作業をテキパキと行いながら、10人余りのスタッフを指導する技能マイスターです。
新しく配属された従業員にまず伝えているのは、「メンテナンス作業は一つ間違えると、自分たちやお客様にもケガや事故のリスクがある」ということです。例えば、ホイールを装着したトラック・バス用タイヤは1本で重量が100kgを超えるため、取り扱いを間違えるとケガをするリスクもあります。またナットの締め付けが不十分だと、走行中に脱輪事故を起こす可能性もあります。ドライバーや同乗者だけでなく、車両の周囲にいる方の命にも関わりかねないため、ナット1本の締め付け作業にも細心の注意を払っています。「一つひとつの迅速・確実・丁寧なメンテナンス作業がお客様の安全を支え、一人ひとりの行動が自分たちの安全な職場をつくる」という意識をスタッフ全員が持つことがスタートラインです。
メンテナンス作業の拠り所となるのが、全国39名の技能マイスターの意見を取り入れ、毎年更新される「作業標準」。2010年に策定され、現在は「トラック・バス用」「乗用車用」「鉱山・建設車両用」など、商品ごとに体系的に整理されています。「全国どのお店でも同じサービスを提供することを目的に作られました。作業標準が無かった時代と比べ、どのお店でも高品質のサービスが実現できるようになり、安全性も格段に向上しました」。
作業標準は図や画像が掲載され、動画へのリンクもあり、配属2〜3日目の新入社員でも分かるように作られてはいますが、その全てを覚えるのは容易ではありません。一人ひとりの性格や適正を見極め、組織内での計画的な育成および先輩社員による指導とマニュアルの両輪で教育を進めています。
作業標準は図や画像が掲載され、動画へのリンクもあり、配属2〜3日目の新入社員でも分かるように作られてはいますが、その全てを覚えるのは容易ではありません。一人ひとりの性格や適正を見極め、組織内での計画的な育成および先輩社員による指導とマニュアルの両輪で教育を進めています。
常にベストを追求し続けたい
日々状況が変わるなかで、安全確保と品質向上に100点はないのかもしれません。ただ、限りなく100点に近いレベルを維持することはできます。昨日よりも今日、今日よりも明日、と継続的に改善を続けることでオペレーショナルエクセレンスを追求し、お客様の安全運行を支え、自分たちの安全な職場をつくっていきます。
日々状況が変わるなかで、安全確保と品質向上に100点はないのかもしれません。ただ、限りなく100点に近いレベルを維持することはできます。昨日よりも今日、今日よりも明日、と継続的に改善を続けることでオペレーショナルエクセレンスを追求し、お客様の安全運行を支え、自分たちの安全な職場をつくっていきます。
最重要顧客価値は「安全」
Otraco International Pty Ltd(以下、Otraco)は、52年にわたってオーストラリアを中心に、チリや南アフリカなどの鉱山で使用される鉱山車両のタイヤ交換を主な業務としてサービスを行うリーディングカンパニーです。また、独自のタイヤマネジメントシステム(OTRACOM)を活用し、タイヤ管理に加えて、タイヤを長く使うための提案活動を実施しています。2021年、ブリヂストンのグループ会社であるBridgestone Mining Solutions Australia(BMSA)が同社を買収し、両社の知見やノウハウを生かし、より多様な顧客価値に応えられるようソリューション提案内容の充実化を図っています。
Otraco International Pty Ltd(以下、Otraco)は、52年にわたってオーストラリアを中心に、チリや南アフリカなどの鉱山で使用される鉱山車両のタイヤ交換を主な業務としてサービスを行うリーディングカンパニーです。また、独自のタイヤマネジメントシステム(OTRACOM)を活用し、タイヤ管理に加えて、タイヤを長く使うための提案活動を実施しています。2021年、ブリヂストンのグループ会社であるBridgestone Mining Solutions Australia(BMSA)が同社を買収し、両社の知見やノウハウを生かし、より多様な顧客価値に応えられるようソリューション提案内容の充実化を図っています。
鉱山現場は24時間365日稼働が止まることがありません。災害を起こしてしまうと、鉱山オペレーションが止まり、鉱物の出荷ができなくなり、お客様のビジネスに多大な影響を与えてしまいます。そのため、最重要顧客価値は「安全」です。降雨で地面がぬかるんでいようが、真夜中であろうが、過酷な環境で安全を確保したメンテナンス作業が求められます。そうした背景もあり、過去に起こした災害履歴や安全教育、安全体制などがしっかり整っていないと、お客様からビジネスパートナーとして選んでもらえません。
日頃から安全リスクを調査し、対応策の検討や啓発活動を行っているほか、万が一災害を起こしてしまった場合は、システムを通じて世界中の鉱山現場へ直ちに情報共有し、注意喚起を行います。その上で、真の原因を突き止め、再発防止策の立案・検証を行い、継続的な改善を行っています。
日頃から安全リスクを調査し、対応策の検討や啓発活動を行っているほか、万が一災害を起こしてしまった場合は、システムを通じて世界中の鉱山現場へ直ちに情報共有し、注意喚起を行います。その上で、真の原因を突き止め、再発防止策の立案・検証を行い、継続的な改善を行っています。
大切なのは「安全宣言」を軸に全員が活動を継続すること

(株)ブリヂストン
安全・防災・環境部門長
藤原 朗裕さん
私たちは、これからも「パーフェクトな安全企業」を目指し、意識・技術・仕組みの面から取り組んでいくことに変わりはありません。これまで話してきたとおり、意識・仕組みという側面では「安全成熟度評価」を生産拠点に加えバリューチェーン全体に展開・拡大し、技術的な側面では大きなケガにつながる可能性のあるロール機などの12種類の設備について、安全対策を継続しています。また、これまでハード面で有効な対策を打てていなかった残留リスクに対し、AI技術を活用した「安全サポート技術」の開発に着手し、少しでもリスクを下げる取り組みを進めています。このような活動をこれからもグローバルで推進していきます。
皆さんの職場においては、まずは皆さん自身が守るべきルールをしっかり守ってください。そして安全面や防災面で「危ないな」と思ったら、ぜひ声をあげ、改善につなげていただきたいと思います。
ケガやトラブルが多い会社からは良い商品・サービスは生まれません。そういう会社から商品を買いたいと思うお客様もいません。やはり「安全は全ての企業経営の基盤」です。
安全宣言は、安全に対するブリヂストンのポリシーであり、活動指針です。妥協せず、ブレ無く、例外無く全員が行うべき行動規範・守るべき社内規範です。今後もグループグローバルの各拠点と連携し、安全宣言を軸に皆さんと一緒に安全な職場をつくっていきます。
皆さんの職場においては、まずは皆さん自身が守るべきルールをしっかり守ってください。そして安全面や防災面で「危ないな」と思ったら、ぜひ声をあげ、改善につなげていただきたいと思います。
ケガやトラブルが多い会社からは良い商品・サービスは生まれません。そういう会社から商品を買いたいと思うお客様もいません。やはり「安全は全ての企業経営の基盤」です。
安全宣言は、安全に対するブリヂストンのポリシーであり、活動指針です。妥協せず、ブレ無く、例外無く全員が行うべき行動規範・守るべき社内規範です。今後もグループグローバルの各拠点と連携し、安全宣言を軸に皆さんと一緒に安全な職場をつくっていきます。
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