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「第39回Space Symposium」に初出展、月面探査車用タイヤ第2世代を展示

4月8日~11日にアメリカ・コロラドスプリングス市で「第39回 Space Symposium」が開催されました。Space Symposiumはアメリカ最大規模の宇宙関連シンポジウムで、毎年10,000人以上の宇宙関係者が参加し、自動車業界でいう国際モビリティショーのような、非常に影響力の大きいイベントです。
今回、ブリヂストンはJAXAが運営する日本パビリオンJapan’s Space Industryに初めてブースを設け、これからの宇宙ビジネス創造に向けた大きな一歩を踏み出しました!

NASAなどの宇宙関連団体や企業合わせて200以上のブースがあり、賑わっています

今回の参加目的の1つは、宇宙ビジネス創造のためのネットワークの構築です。ブリヂストンは、トヨタ自動車が2019年から開発を進める有人与圧ローバー「ルナクルーザー」のタイヤを開発していますが、更なるビジネスの可能性を拡大するため、このイベントでは100社近くの宇宙関連団体・企業とのコンタクトに成功しました。
ブリヂストンの月面タイヤプロジェクトは、(株)ブリヂストンのタイヤ研究第1部が技術・製品開発を担っています。また、新モビリティビジネス推進部がパートナー窓口を担当し、本イベントを通じて将来のビジネス検討を見据えた宇宙ネットワーク構築活動を進めるなど、両部署が一体となって進めています。
ブリヂストンの月面探査車用タイヤ第2世代と、トヨタ自動車の「ルナクルーザー」。月面タイヤは金属製で、月面という極限の環境での安心安全な移動を支えるため走破性と耐久性を高次元で両立するよう設計されています。ラクダの足裏から着想を得て砂に沈みにくい接地面を実現した第1世代から、より性能を向上させるべく構造を変更しました。
現地でコンタクトした方々には、ブリヂストンの月面タイヤプロジェクトの意義や位置づけについてお話し、ブリヂストンの「自ら極限へ挑戦する姿」について、多くの共感を頂くことができました!
さて、こちらがJAXA運営の日本パビリオン内に設けたブリヂストンのブースです。ご一緒した日本企業も、各社さまざまな工夫を施したブースを展示していたのが印象的でした。

イベント期間中は宇宙関係者のみならず、多くの一般の方々もブリヂストンのブースに足を運んでくれましたが、皆さんブリヂストンのことをご存じで、アメリカでのブリヂストン/ファイアストンブランドの強さを改めて感じました。

未来を担う子供も、「これはタイヤなの?」と興味津々

また、本イベントには、ブリヂストンがさまざまな分野で「共創」している企業も参加されていました。タイヤ・ソリューション事業でご一緒している、非宇宙産業の出光興産や全日本空輸も、ブリヂストンと同じように宇宙事業に挑戦しています。日本でもますます宇宙産業の盛り上がりが期待できるなかで、ブリヂストンも存在感を示していきます。

左から、トヨタ自動車、出光興産、全日本空輸のブースと担当者の皆さん

ブリヂストンがタイヤ開発を担うトヨタ自動車の「ルナクルーザー」は、2031年以降の打ち上げを目指しています。2031年、ブリヂストンが創立100周年を迎える年に私たちのタイヤが月面を走っている姿を実現するべく、今後も取り組みを推進していきます。
これからますます盛り上がる宇宙・月面市場において、ブリヂストンは「タイヤは生命を乗せている」の大原則のもと、あらゆるモビリティの安心・安全な移動を支えるための挑戦を続けていきます。

Japan’s Space Industryでご一緒した皆さんと


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