「POTENZA」を装着したEVハイパーカー「Aspark OWL SP600」が、電気自動車として世界最速となる最高時速438.7kmを記録しました。
「Aspark OWL SP600」は、日本のアスパーク社、イタリアのマニファットゥーラ・オートモビリ・トリノ社（M.A.T.）が共同で開発したEVハイパーカーです。電気自動車の世界最高速度達成を目指した両社は、車両の重量や、高速走行時の車両の挙動に対応できるタイヤを実現させるため、ブリヂストンにタイヤ開発の依頼を行いました。
「Aspark OWL SP600」用にカスタマイズされた「POTENZA RACE」は、高速走行時の耐久性を確保するため、路面との接地圧やパタンの最適化、タイヤ骨格部材であるカーカスの強化といった設計がなされています。また、転がり抵抗の低減とグリップ性能の確保を両立し、電費の低減と、ドライバーによるより高度な車両制御を可能とすることで安全性も確保しました。
世界記録への挑戦は、6 月 8 日にドイツの自動車試験場で行われ、プロドライバーでニュルブルクリンク 24 時間レースの優勝経験者であるマルク・バッセン氏がドライバーを務めました。時速420kmを超える速度をコンスタントに記録し、最終的に時速438.7kmを達成しました。
今後もスーパーカーの足元を支えるタイヤ開発にグローバルで取り組んでいきます。

走行の様子は以下の動画からご覧いただけます。