知って納得! ブリヂストン講座「2024年度第2四半期決算」
IR部の木村さんと第2四半期の実績やポイントを見ていきましょう。

(株)ブリヂストン IR部 財務サステナビリティ報告企画課 木村 一雅さん

2024年度第2四半期決算が発表されたね。

アロー君、一緒に内容を確認していこうか。

売上収益は、市販用の乗用車用プレミアムタイヤ拡販による販売MIX改善や、鉱山用タイヤの堅調な販売、さらには為替の追い風も影響して、前年比で増収だったんだ。

前年度は上期の売り上げとして初めて2兆円を超えたけど、今年度はそれを上回ったんだね。

ただ、調整後営業利益については、南米事業の悪化や販売数量減の影響が大きく、前年比で減益だったんだよ。一方で、グローバルSCM物流改革やモノづくり基盤技術「BCMA」、グリーン&スマート化、現物現場での地道な生産性改善などから生まれるビジネスコストダウン効果は、着実に業績に貢献しているよ。

厳しい状況のなかでも、一人ひとりの活動は業績に貢献できているんだね。

こちらは財別の業績だよ。

売上収益の大きい乗用車/ライトトラック用タイヤについて、新車用はプレミアムフォーカス戦略を徹底しているんだけど、北米は底堅い需要で前年並みの状況だったよ。次に市販用だけど、同じく北米では新商品の展開や、新規チャネルの開拓を推進した結果、HRD(High Rim Diameter)と言われる高インチサイズのタイヤ販売量が伸びたんだ。一方で、日本では前年に実施した値上げ前の駆け込み需要の影響が大きく、前年比で販売量が減ったんだ。

前年との結果を比べる場合、値上げのタイミングやその影響も併せて考えることが大事だね。

そうだね。次にトラック・バス用タイヤでも、新車用はプレミアムフォーカス戦略を徹底しているんだけど、需要の低下からアジア、北米、欧州では前年比で販売量が減ってしまったんだ。一方で、市販用については、北米で第1四半期に流通在庫が正常化した後、第2四半期から順調に需要が回復していて、上期では前年並みの販売まで回復したよ。もう少し掘り下げると、フリート向けではブリヂストンブランドの強固なビジネス基盤をベースに前年比で販売を拡大。ディーラー向けのファイアストンブランドでは量と質のバランス最適化を図った結果、販売量が改善したんだ。

新車用タイヤの需要低迷の影響は大きいけど、改善につながっている取り組みもたくさんあるんだね。

最後に連結業績予想を見てみようか。

南米事業をとりまく環境が想定以上に悪いことや、北米事業の伸長が従来の計画を下回ることから、2月に対外発表した結果から下方修正されたんだ。ただ、前年比では増収増益を確保しているよ。グローバルで「脇を締める」取り組みを加速しつつ、プレミアムフォーカス戦略や「断トツ商品力強化」などを通じて、「稼ぐ力の強化」をより加速していくことが必要だね。

厳しい状況は続くけど、こういうときこそチーム一丸となって頑張ろう!
https://www.bridgestone.co.jp/ir/library/result/
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