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次々と改善を生み出して価値創出に貢献 生き生きと働く仲間たち

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小平の技術センターでは、2022年12月からBSCHの社員がゴムの材料試験業務に携わっています。タイヤの材料であるゴムの性能を測るための重要なプロセスにおいて、実際に現場で活躍する皆さんの職場に伺いました。
今回訪問したのは、小平のBridgestone Innovation棟にある(株)ブリヂストン 材料承認・ケミカルレギュラトリー戦略部 材料試験課の試験室。タイヤの材料のゴム、補強材料に対して、多種にわたる試験を行い、正確なデータを開発部門に届けることをミッションとする職場です。皆さんは、主に2つの試験に関わる業務を担当しています。
ゴムの粘弾性試験に用いるサンプルのセッティング
~オリジナルの治具で誰でも正確なセットが可能に~

ゴムが変形した時の「粘り具合」と「復元性」を評価する試験において、サンプルの金具への取り付けと、取り外し業務を担当しています。サンプルの取り付けは当初なかなかうまくできなかったことから、材料試験課とBSCHのメンバーで話し合い、3Dプリンターで治具を作成。それまでは個人のカン・コツに頼っていたサンプルの取り付け業務を、誰でも正確に行えるように改善しました。

慣れた手つきでサンプルを試験機用の金具に取り付け。工具を使うのもお手のもの!

共同で作成した治具を活用することで、材料を誤差なく垂直に取り付けることができるようになりました。治具は改良と微調整を重ねて現在はバージョン11。小平発の改善事案として、同じ試験機がある各工場でもこの治具が活用されており、特許も出願済みです。

ゴムの引張試験のサンプル作成
~規格通りにサンプルを打ち抜き、正しく仕分け、材料試験課へ届ける~

JIS(日本産業規格)にのっとった引張試験のためのサンプルの打ち抜きや、情報の印字、仕分け業務を担当しています。

ゴムのサンプルを打ち抜き機でJIS規格通りの形に打ち抜きます。機械の奥にある円形の鏡も、BSCHメンバーが業務する上で出てきたアイデア。ゴムのシートが奥まできちんとセットされているかを鏡で確認することでミスを防ぎます。

開発の目的別に配合された多くの種類のサンプル。それぞれを取り違えないよう、サンプルに印字された番号と試験の指令書を照らし合わせて試験条件ごとに仕分け。これらを材料試験課に納品するまでが一連の業務です。

BSCH メンバーの声

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ブリヂストンチャレンジド(株)
クリーンサービス課
落合 旭慶さん

信頼を大切に、作業品質を第一に心掛けています

タイヤに用いられるゴムと繊維の接着力を測る試験で、それらの部材を機械にセットする業務を担当しています。材料試験課の皆さんとの信頼を大切に、不良品が混ざらないよう、品質を第一に心掛けています。私はろうあ者なので筆談や唇の動きを読み取ることでコミュニケーションを図っています。休憩時には大好きなクルマやお菓子の話などで盛り上がるのが息抜きになっています。また、納品の際の担当者さんからの「いつもありがとう」というお礼の言葉がやりがいになっています。
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ブリヂストンチャレンジド(株)
クリーンサービス課
丹野 泰裕さん

業務が多ければ多いほどやりがいがあります

複数の材料試験に関する業務の他、不用なゴムの回収・廃棄も担当しています。けがをしないこと、そして報告・連絡・相談を第一に心掛けています。ハサミやドライバーなど、工具や機械を扱う業務が以前は苦手でしたが、今ではうまく扱えるようになり、成長したと思います。どんな業務もやることが多ければ多いほどやりがいがあります。これからも、新しい業務にどんどん挑戦していきたいです。
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ブリヂストンチャレンジド(株)
クリーンサービス課
班長
山村 友佳梨さん

主体的に業務に取り組むメンバーから学びを貰っています

班長は、メンバー一人ひとりの指導計画や特性に応じた形での業務の割り振りを担当しています。現場ではメンバーの皆さんに任せられるところは基本的に任せて、突発的な出来事などに対応しています。
ゴム材料試験業務への参画では、班長がまず実際の業務を体験し、詳細な作業手順書を作成しました。不安はありましたが、「きっとできる!」と信じて取り組んできました。業務がスタートしてわずか1カ月くらいで、メンバーの皆さんから「工程を改善したい」という声が上がってきて、以降、週1回のミーティングでより良い業務の進め方を検討しています。皆さんが自分たちの仕事として主体性を持って取り組む姿に、私自身も学ぶところが多いです。

(株)ブリヂストン メンバーの声

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(株)ブリヂストン
材料承認・ケミカルレギュラトリー戦略部
材料試験課 主査
青山 正憲さん

想像以上の高い業務品質に脱帽 これからも一緒に価値の創出を

毎日異なる材料、異なる量の試験を行う職場で、本当にBSCHの皆さんと一緒に業務に取り組めるのかと当初は思っていました。しかし、いざ仕事をお願いしてみると、想像以上の業務品質で、そこで大きく意識が変わりました。昨年度は課の人員1人分の工数を担っていただきましたが、最終的な目標は5人分の工数を担っていただくこと。その分のリソースを別の新しい評価業務に充てることで、材料試験課としてのさらなる価値創出にもつなげていきたいです。これからもよろしくお願いします。
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(株)ブリヂストン
材料承認・ケミカルレギュラトリー戦略部
材料試験課
鳥澤 聡子さん

従来業務の改善だけでなく、メンバーの意識まで変えてくれました

協働の一番の成功要因はやはりコミュニケーションだと思います。お互いに慣れるまでに時間はかかりますが、楽しい職場、やりがいのある職場という印象を持っていただけたことが良かったです。
皆さんが来てくれたおかげで、業務の中の言語化できていないあいまいな部分が見える化され、従来の業務が改善されるきっかけになりました。周囲のメンバーも、仕事をやり易くしながら高い業務品質が保たれる職場をつくりたい、BSCHの皆さんともっと一緒にいろんな仕事がしたい、と意識が変わっています。

材料試験業務に携わる皆さん。「これからもさまざまな業務に挑戦していきます!」


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