鈴鹿8耐、今年も表彰台を独占!再生資源・再生可能資源比率を向上させたブリヂストンのタイヤ装着チームも見事入賞!
「“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第45回大会」(以下、鈴鹿8耐)が7月19日(金)~21日(日)に行われ、ブリヂストンがサポートしたTeam HRC with 日本郵便が優勝しました。これにより、今回でブリヂストンタイヤ装着チームが鈴鹿8耐で17連覇を達成!2006年の初優勝から、ブリヂストンが持つタイヤサプライヤーとしての連続優勝記録を更新しました。また、同じくブリヂストンタイヤ装着チームのYAMALUBE YART YAMAHA EWC Official Teamが2位、Yoshimura SERT Motulが3位となり、11回目の表彰台独占も成し遂げました。
使用済タイヤ由来の原材料を使用したBATTLAX装着チームが8位入賞!
ブリヂストンにとって、モータースポーツはタイヤメーカーとしての「原点」であり、「極限への挑戦」の場。今回の鈴鹿8耐では、使用済タイヤ由来の原材料を用いたタイヤをレースに使用する初の試みもありました。サステナブルアイテムを使用して完走を目指したチームスズキCNチャレンジに、使用済タイヤ由来の原材料を使用した「BATTLAX」のレーシングタイヤを供給。チームスズキCNチャレンジは見事に完走しただけでなく、決勝に出場した46チーム中8位入賞と好成績を収めました。
極限の条件下でも使用済タイヤ由来のカーボンブラックが性能を発揮!
今回、8位入賞を果たしたチームスズキCNチャレンジの「BATTLAX」のレーシングタイヤには、使用済タイヤを熱分解して得られる分解油を原料としたカーボンブラックが使われました。カーボンブラックは、タイヤの耐久性能を確保するために重要な役割を果たす原材料です。この原材料を開発した(株)ブリヂストン MCN向上材料研究課の田中さんに、手応えを伺いました。

今回チームスズキCNチャレンジ用タイヤにこの原材料を投入した狙いを教えてください。

今回投入した使用済タイヤ由来原料油を用いたカーボンブラックは、これまでの解析結果やタイヤテストの結果から、従来のカーボンブラックと同等の品質を確保できていると自信がありました。鈴鹿8耐という大舞台で「極限へ挑戦」しようと、タイヤへの適用に踏み切りました。

今回のレース結果を受けて開発の手応えや、難しかった点を教えてください.。

今回の鈴鹿8耐では、目標としていた完走を達成するだけでなく、8位入賞という好成績も収めることができました。従来のカーボンブラック同様、今回開発したカーボンブラックでも、極限の状況下で十分に性能を発揮できるタイヤをつくれたことに、非常に大きな手応えを感じています。開発にあたっては、使用済タイヤ由来の原料油を用いたカーボンブラックが、タイヤの性能にどのような影響及ぼすのか、その影響をどう制御するのが良いかシミュレーションや実験を繰り返し、解明するのに苦労しました。

今後の展望を教えてください。

今回の結果を糧に、2050年100%サステナブル化へ貢献できるよう、引き続き、さまざまな再生資源・再生可能資源※を用いた原材料を市販タイヤへ適用できるよう推進していきます!今後も“From Circuit to Street”のコンセプトを意識していきたいですね。
※再生資源・再生可能資源:再生資源とは、今回開発された使用済タイヤ由来の原料油を用いたカーボンブラックなど、再加工して製造され最終製品や部品に使用される材料のこと。再生可能資源とは、もみ殻由来のシリカやパラゴムノキ由来の天然ゴムなど、継続的に補充される生物由来の材料のこと。
ブリヂストンは、今後もサステナブルなグローバルモータースポーツ活動を推進していきます。100%サステナブルマテリアル化を目指すとともに、レースを「走る実験室」として、極限の条件で磨いた技術を市販用タイヤ開発へ反映し、次のステージの技術開発に繋げる「挑戦」を続けていきます。
ブリヂストンブースもサステナブルをアピール
鈴鹿8耐の開催期間中、ブリヂストンは今年もブースを出展し、これまでの鈴鹿8耐参戦の歩みや、二輪車用タイヤ「BATTLAX」などの展示。チームスズキCNチャレンジに供給したタイヤや、ブリヂストンのサステナブルなグローバルモータースポーツ活動についても紹介しました。
鈴鹿8耐の開催期間中、ブリヂストンは今年もブースを出展し、これまでの鈴鹿8耐参戦の歩みや、二輪車用タイヤ「BATTLAX」などの展示。チームスズキCNチャレンジに供給したタイヤや、ブリヂストンのサステナブルなグローバルモータースポーツ活動についても紹介しました。
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