【当世海外事情】BRIDGESTONE KALIMANTAN PLANTATION
グローバルで活躍するブリヂストンのチームメイトにフォーカス!
海外だからこそのやりがいや難しさ、その国ならではの最新情報などをお届けします!
BRIDGESTONE KALIMANTAN PLANTATION(BSKP)
ブリヂストン カリマンタン プランテーション
6,000haの広さを持つ天然ゴム農園と、タイヤの主要原材料であるシート状のゴム「リブ付きスモークシート(RSS)」を生産する工場を運営しているBSKP。天然ゴムの木をタッピング(木の樹皮を削って樹液を採取すること)し、採取されたラテックス(樹液)からつくられるRSSは、異物がなく、トレーサビリティも確保されています。BSKPは高品質なRSSを製造することで、タイヤの生産を支えています。



President Director
﨏田 恒久さん
お客様のニーズと向き合い、トレーサブルでサステナブルな天然ゴムを供給していきます
天然ゴム農園全体の運営を担っています。お客様のニーズ、課題・困りごとに耳を傾け、苗木の育成から植林、幼木の育成、収穫、生産の最適化・改善活動をチーム全体で進め、社内外の関係者とCFT※で、必要な仕様・品質で必要な量を必要な時に供給できるよう、チームをリードしています。天然ゴムの生産・販売、および地域貢献活動を通じ、ステークホルダー、お客様の価値向上を進め、また近隣の皆様にも愛される農園づくりを進めています。
※組織を横断してチームを編成すること
海外ならではのやりがいや、大変なことはありますか?
タイヤの主要原料であり、希少価値のある天然ゴムを、この広大な農園で現物現場でチームメイトと苦楽を共にしながら生産・供給し、社会に貢献できることは非常にやりがいを感じます。近隣の都市から遠く離れた農園で、歴史、文化、食事、生活慣習、作法などが日本と異なるため最初は戸惑うこともありましたが、新しいことへの興味や挑戦に楽しさを感じています。「困ったときはお互いさま」という文化があり、従業員、家族、地域の皆様から常に支えられ、日々感謝しています。
今後の目標を教えてください!
お客様のご要望・困りごとに向き合い、植林の推進やゴム林の健全な育成を含め、トレーサブルでサステナブルな天然ゴムを生産・供給するべく、植林プロジェクト・増産プロジェクト・トレーサブルプロジェクトなどを進めていきます。今後もお客様のさらなるニーズに応えられるよう、人財育成、品質経営、植林・農園技術、生産技術、運営管理技術などに取り組み、絶え間ない成長を目指していきます。
国・地域の名産品・名物スポット
BSKPのある南カリマンタン州は、1990年代までジャワ島などからの人口移転政策が行われていたため、当地のみならずさまざまな地域のおいしい食べ物が楽しめます。そのなかでも、「ソトバンジャール」(「ソト」はスープ、「バンジャール」は地名)は、当地で人気の郷土料理です。チキン、アヒルの卵、ニンジンなどで作ったあっさりスープに麺を入れた料理で、ご飯を入れて食べることもあります。また、お隣の島・スラウェシ島のおいしい郷土料理「スラウェシ ナシゴレン」は、少し辛いのが特徴。ジャワ島中部地域の伝統料理「グデッグ」は、チキン、卵、豆腐などをココナッツミルクとしょうゆなどで煮込んだもので、甘辛く濃厚なソースで深みのある味が楽しめます。

拠点で取り入れている取り組み
(社会貢献活動、改善活動、受賞 など)
昨年から荒廃地植林プロジェクトがスタートしました。BSKP、農家、地元政府、当地の大学からメンバーが集い、地域の荒廃地(鉱山開発、火災などで樹木が消失したエリア)での土地整備や植林訓練を進め、天然ゴムや果物の採取・収穫にもつながる、農業と林業を組み合わせたアグロフォレストリーを進めています。植林により、持続可能なCO2削減の推進、また、収穫による地域住民の収入と生活基盤の安定化の推進などを通じ、地域貢献を進めています。


またインドネシアでは、8月17日の独立記念日に大都市から小さな町村部まで祝賀行事や運動会などが開催されています。BSKPでも毎年イベントを行っており、各地域の郷土料理をふるまったり、タッピング競技会や運動会などを実施したりしています。自然豊かな環境、歴史あるユニークな文化、貴重な人財を輩出されているこの地域に対して感謝をし、従業員・ご家族・地域の皆様をご招待しています。



オフタイムの過ごし方
広大で美しい農園内で散歩やピクニックをし、リフレッシュしています。季節や時間帯によって違う顔を見せてくれるため飽きることがありません。特にBSKP農園内のゴム林の丘から遠くの山々を望む景色は圧巻で、そこで味わう手作りサンドイッチもまた格別です。たまに、かわいいリスや猿の家族が微笑みながら(?)、通り過ぎていきます。
また、家庭菜園でコーヒー、マンゴー、ランブータン、パパイヤ、パクチー、キュウリなどを育てています。当地ならではの熱帯性作物を見たり、食べたり、調理したりして、食生活を豊かにしてもらっています。

(中)農園の丘からの遠景
(右)丘の上で食事を楽しみます

- 国 名
- インドネシア共和国
- 公用語
- インドネシア語
- 首 都
- ジャカルタ
- 人 口
- 約2億7,900万人
(2023年時点、出典:インドネシア政府統計)

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