コミュニケーションを取るうえで大切なこととは?

4月1日にブリヂストングループ各社で入社式が行われ、(株)ブリヂストンの入社式後には、代表執行役 副社長 BRIDGESTONE EAST CEO 兼 グローバル鉱山・産業・建設・航空タイヤ・ソリューション事業管掌の田村さん、代表執行役 副社長 Global CAO(Chief Administration Officer)・Global CSO(Chief Strategy Officer)の森田さん、執行役 副社長 Global CTO(Chief Technology Officer)の坂野さんとのタウンホールミーティングが開催されました。
さまざまな質問をする新入社員の皆さん、そしてご自身の体験談も交えながら、真摯に回答された田村さん、森田さん、坂野さんの様子を紹介します!
さまざまな質問をする新入社員の皆さん、そしてご自身の体験談も交えながら、真摯に回答された田村さん、森田さん、坂野さんの様子を紹介します!
経営層の皆さんから自己紹介
まずは田村さんから自己紹介です。1986年の入社以降、ご自身が歩んできたキャリアはじめ、信条や抱負について説明をしました。「仕事のことでもプライベートのことでも、何でも自由に聞いてくださいね」と優しく皆さんに呼びかけます。
続いて森田さんの自己紹介です。1996年入社で、この日に入社30年目を迎えた森田さんは「皆さんが来るのを楽しみにしていました!」と歓迎の言葉を贈られました。
そして、坂野さんです。1986年の入社で、田村さんと同期の坂野さん。「新入社員研修中は田村さんと同じ部屋に寝泊まりしていました。田村さんに興味のある方は私に聞いてくださいね」と場を和ませます。
良いコミュニケーションを取るコツは「相手の話を聞くこと」
最初の質問者は、財務部門に配属予定の文能 想太さんです。
文能さん 森田さんにお伺いします。さまざまな分野を統括するお立場上、コミュニケーション能力が必須だと思うのですが、ブリヂストンで働く上で、どのようにコミュニケーション能力を磨けば良いか、アドバイスを頂けますか?
森田さん ブリヂストンでは、どの国に行ってもオフィスに企業理念が掲げられています。使命である「最高の品質で社会に貢献」。そしてその使命を果たすための4つの心構え「誠実協調」、「進取独創」、「現物現場」、「熟慮断行」。心構えの一番上にある「誠実協調」ですが、ブリヂストンはチームで働く会社ですので、仲間と協調することが必要です。そのためにはコミュニケーションが大切ですが、私が心掛けているのは「相手の話をよく聞くこと」。誰かとコミュニケーションを取る際には、自分が喋る量と、相手の話を聞く量が半分ずつくらいになるように気をつけています。
皆さんも会社で仕事に慣れてくると、少しずつ喋る方が得意になってくると思いますが、聞くことを意識すると、ちょうどお互いの話す量が50%ずつくらいになると思います。相手が社内の人であっても、お客様であっても、話を聞くことを特に意識してみてください。
森田さん ブリヂストンでは、どの国に行ってもオフィスに企業理念が掲げられています。使命である「最高の品質で社会に貢献」。そしてその使命を果たすための4つの心構え「誠実協調」、「進取独創」、「現物現場」、「熟慮断行」。心構えの一番上にある「誠実協調」ですが、ブリヂストンはチームで働く会社ですので、仲間と協調することが必要です。そのためにはコミュニケーションが大切ですが、私が心掛けているのは「相手の話をよく聞くこと」。誰かとコミュニケーションを取る際には、自分が喋る量と、相手の話を聞く量が半分ずつくらいになるように気をつけています。
皆さんも会社で仕事に慣れてくると、少しずつ喋る方が得意になってくると思いますが、聞くことを意識すると、ちょうどお互いの話す量が50%ずつくらいになると思います。相手が社内の人であっても、お客様であっても、話を聞くことを特に意識してみてください。
オンとオフを明確に 仕事もプライベートも頑張ってほしい
次の質問者は、研究開発職で配属予定の岩月 弘桂さんです。
岩月さん 田村さんへのお伺いです。副社長というとてもお忙しいお立場ではあると思うのですが、ご家族も大切にされていると思います。どのように仕事と家庭を両立させているか、お聞かせいただけないでしょうか?
田村さん 答えるのが難しい質問の1つですね…(笑)。両立してこられたかな?と改めて振り返ると、子どもたちも立派に育ったので、結果としては良かったのかなと思っています。
まず、私が入社した当時と今との、さまざまな違いから説明させてください。私が入社した1986年は男女雇用機会均等法が施行された年で、ブリヂストンでも、初めて女性が開発企画職として入社した年でした。ただ、100人くらい同期がいるなかで、女性は事務系、技術系それぞれ1人ずつでしたので、今とは全然違いますよね。
また当時、日本はバブル景気に入る頃で、とにかく休まずに働くことがカッコいいと見られる時代でした。私自身も、若い頃は深夜の2時頃まで仕事をし、会社の仲間と早朝まで飲んで、シャワーを浴びてからまた朝の9時に出社する。そんな働き方をしていました。こういうことが美徳とされていた時代だったんですね。
ただその後、欧州赴任をきっかけに、自分の認識が大きく変わりました。現地の方々と一緒に働いて、彼らが家族との時間を大切にしている様子を目の当たりにすることで、仕事と家庭を両立することの大切さを学ぶことができましたね。私の娘は2人とも欧州で生まれたのですが、日本とは異なり、頼れる人間が周りにいない状況で妻と一緒に一生懸命育ててきました。そうして大きくなった下の子は今日、別の会社で皆さんと同じように入社式を迎えています。実は私にとっても今日は特別な日なんですよ。
大切なのはオンとオフを明確にすること。もちろん、仕事にはちゃんと取り組まないといけませんが、いかに効率を上げるか、限られた時間の中でいかに中身を濃くして実績を残すか、という意識が大切です。仕事と家庭とを両立するために必要なことだと思います。仕事だけ頑張ったとしても、人生は楽しくなりません。ぜひ仕事だけでなく、プライベートでも一生懸命頑張ってほしいですね。
田村さん 答えるのが難しい質問の1つですね…(笑)。両立してこられたかな?と改めて振り返ると、子どもたちも立派に育ったので、結果としては良かったのかなと思っています。
まず、私が入社した当時と今との、さまざまな違いから説明させてください。私が入社した1986年は男女雇用機会均等法が施行された年で、ブリヂストンでも、初めて女性が開発企画職として入社した年でした。ただ、100人くらい同期がいるなかで、女性は事務系、技術系それぞれ1人ずつでしたので、今とは全然違いますよね。
また当時、日本はバブル景気に入る頃で、とにかく休まずに働くことがカッコいいと見られる時代でした。私自身も、若い頃は深夜の2時頃まで仕事をし、会社の仲間と早朝まで飲んで、シャワーを浴びてからまた朝の9時に出社する。そんな働き方をしていました。こういうことが美徳とされていた時代だったんですね。
ただその後、欧州赴任をきっかけに、自分の認識が大きく変わりました。現地の方々と一緒に働いて、彼らが家族との時間を大切にしている様子を目の当たりにすることで、仕事と家庭を両立することの大切さを学ぶことができましたね。私の娘は2人とも欧州で生まれたのですが、日本とは異なり、頼れる人間が周りにいない状況で妻と一緒に一生懸命育ててきました。そうして大きくなった下の子は今日、別の会社で皆さんと同じように入社式を迎えています。実は私にとっても今日は特別な日なんですよ。
大切なのはオンとオフを明確にすること。もちろん、仕事にはちゃんと取り組まないといけませんが、いかに効率を上げるか、限られた時間の中でいかに中身を濃くして実績を残すか、という意識が大切です。仕事と家庭とを両立するために必要なことだと思います。仕事だけ頑張ったとしても、人生は楽しくなりません。ぜひ仕事だけでなく、プライベートでも一生懸命頑張ってほしいですね。
時には勇気を出して、相手の懐に飛び込んでいくことも大切
次の質問者は、海外技術サービス職で配属予定の持永 勝也さんです。
持永さん 坂野さんにお伺いしたいのですが、当時の上司に「技術サービスが向いている」と言われた理由について、ご自身ではどうお考えか教えてください。
坂野さん 実は、自分は技術サービスに向いているといまだに思っていないんですよね(笑)。
先程、森田さんが「相手の話を聞くことが大切」というお話をされましたが、話を聞き出すために「相手の懐に飛び込むこと」も必要だと思っています。土足で入る、という言い方だと少しイメージが悪いですが、時には少しだけ図々しく、飛び込んでいく度胸も大事です。
自分は学生時代、ラグビー部に所属し、いわゆる体育会系の環境で育ってきました。先輩のことをリスペクトしつつも、遠慮なく飛び込んでいくという術が、そういう環境で自然と身についていたのかなと思っています。相手に図々しいと思われず、上手く飛び込んでいくことはけっこう難しいんですが、これができるのが自分のキャラなのかなと。当時の上司の目にはそういう姿が目に留まったのかなと思っています。その後は気が付いたら20年間もトヨタ様を相手に仕事をさせていただきました。
コミュニケーションをするうえで、礼儀はもちろん大切です。これを重んじながら、相手の懐に飛び込む勇気が大切なのかなと思いますね。
坂野さん 実は、自分は技術サービスに向いているといまだに思っていないんですよね(笑)。
先程、森田さんが「相手の話を聞くことが大切」というお話をされましたが、話を聞き出すために「相手の懐に飛び込むこと」も必要だと思っています。土足で入る、という言い方だと少しイメージが悪いですが、時には少しだけ図々しく、飛び込んでいく度胸も大事です。
自分は学生時代、ラグビー部に所属し、いわゆる体育会系の環境で育ってきました。先輩のことをリスペクトしつつも、遠慮なく飛び込んでいくという術が、そういう環境で自然と身についていたのかなと思っています。相手に図々しいと思われず、上手く飛び込んでいくことはけっこう難しいんですが、これができるのが自分のキャラなのかなと。当時の上司の目にはそういう姿が目に留まったのかなと思っています。その後は気が付いたら20年間もトヨタ様を相手に仕事をさせていただきました。
コミュニケーションをするうえで、礼儀はもちろん大切です。これを重んじながら、相手の懐に飛び込む勇気が大切なのかなと思いますね。
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