S耐から広がるサステナビリティ サステナブルな挑戦と凄腕従業員ドライバー
11月15日~16日まで「ENEOS スーパー耐久シリーズ2025 Empowered by BRIDGESTONE 第7戦 S耐FINAL大感謝祭」(以下、S耐)が開催され、ST-Xクラスの「666号車 seven x seven PORSCHE GT3R(BANKCY/渡会太一/藤波清斗)」が総合優勝を飾りました。
S耐は市販量販車をベースとした、日本最大級の参加型レースで、プロドライバーとアマチュアドライバーがチームとなり、長時間走る耐久形式のレースです。また、限りある資源を大切に使い、環境に配慮しながらモータースポーツ社会の発展につなげていくことを目指し、排気量や車両規定などでクラス分けされ、レースが行われています。
ブリヂストンは、S耐の理念に共感し、2024年からオフィシャルタイヤサプライヤーを務めています。今回は、カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーの実現に向けたサステナビリティへの取り組みや、今年からモータースポーツの裾野を拡大する目的で新設されたカテゴリーに参戦した従業員ドライバーの様子をご紹介します。
S耐は市販量販車をベースとした、日本最大級の参加型レースで、プロドライバーとアマチュアドライバーがチームとなり、長時間走る耐久形式のレースです。また、限りある資源を大切に使い、環境に配慮しながらモータースポーツ社会の発展につなげていくことを目指し、排気量や車両規定などでクラス分けされ、レースが行われています。
ブリヂストンは、S耐の理念に共感し、2024年からオフィシャルタイヤサプライヤーを務めています。今回は、カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーの実現に向けたサステナビリティへの取り組みや、今年からモータースポーツの裾野を拡大する目的で新設されたカテゴリーに参戦した従業員ドライバーの様子をご紹介します。
再生資源・再生可能資源を使用したタイヤの可能性を実証
S耐は、全部で10クラスのカテゴリーがありますが、中でも市販されていない開発車両が参戦するのが「ST-Qクラス」。カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーに向けた技術を実証する場として、水素エンジンやバイオ燃料などの新技術を使った各社の開発車両など、8台が参戦しました。ブリヂストンは再生資源※1・再生可能資源※2を使用したタイヤを2チームに供給し、見事完走。今回の取り組みについて、(株)ブリヂストン グローバルモータースポーツ管掌の今井さんからコメントを頂きました。
※ 1 再生資源:回収(再生)された材料を再加工して製造され最終製品や部品に使用される材料。(ISO 14021: 2016 の定義に基づく)
※ 2 再生可能資源: 継続的に補充される生物由来のバイオマスからなる材料(バイオ由来の材料)。補充速度が枯渇速度以上であることが条件。(ISO 14021: 2016 の定義に基づく)
※ 1 再生資源:回収(再生)された材料を再加工して製造され最終製品や部品に使用される材料。(ISO 14021: 2016 の定義に基づく)
※ 2 再生可能資源: 継続的に補充される生物由来のバイオマスからなる材料(バイオ由来の材料)。補充速度が枯渇速度以上であることが条件。(ISO 14021: 2016 の定義に基づく)
(株)ブリヂストン グローバルモータースポーツ管掌 今井さんのコメント
今年8月に開催された世界最高峰のソーラーカーレース「Bridgestone World Solar Challenge」に、再生資源・再生可能資源比率を65%以上に向上させた「ENLITEN®」技術搭載タイヤを投入しましたが、今回は、よりタイヤへの負荷が高いモータースポーツであるST-Qクラスへの挑戦です。これは、開発に携わった仲間、参戦チーム、ドライバーの皆様の理解と共感の上で実現できたチャレンジです。供給した2チームの走行距離合わせて、約1,100㎞を走り切り、トラブルなく完走できたことに、安堵すると共に、大きな可能性を感じ、とてもワクワクしました。ドライバーの方々からも、通常使用しているタイヤとの違いや共通点など、たくさんのフィードバックを頂きました。今後は、この結果を詳細に分析し、来年9月から参加がはじまる「ABB FIAフォーミュラE世界選手権」のタイヤ開発に活かしていきます。
ST-Qクラスで注目集める水素エンジン 水素社会を支えるブリヂストンのホース
ST-Qクラスに水素エンジンを用いた開発車両が参戦するなど、未来のクリーンエネルギーとしてますます注目度が高まっている水素。燃焼時にCO₂を排出しないことが大きな特長ですが、ブリヂストンは、水素ステーションで使われる超高圧の水素充填用ホースの開発も行っています。水素は宇宙で一番小さい分子ですが、ブリヂストンの水素充填用ホースはそれを透過させない特殊な樹脂層を持ち、乗用車用タイヤの約400倍以上の圧力にも耐えられるように設計されています。2015年の商品化以来、多くの水素ステーションで活躍しています。
ブリヂストンは、水素社会の実現に向け、開発をさらに進化させていきます。
ブリヂストンは、水素社会の実現に向け、開発をさらに進化させていきます。
新設カテゴリー「S耐チャレンジ」で広がるモータースポーツの裾野
最後にご紹介するのは、今年から新設された「S耐チャレンジ みんなで挑戦!笑顔でチェッカー‼2025」(以下、S耐チャレンジ)。このカテゴリーは、モータースポーツの裾野拡大を目指して、アマチュア層を育成するために新設されたもので、「勝ち負け」よりも「挑戦する心」を大切にしたいという主催者の想いで始まりました。JAF国内A級ライセンス所持者であれば誰でも参戦でき、60分間の耐久ロードレースで頂点を目指して戦います。
今回は(株)ブリヂストンから、タイヤ開発第3部門 ウィンタータイヤモジュール設計課長の平石 朋大さんと、宣伝・イベント・モータースポーツ推進部 宣伝・イベント・モータースポーツ推進課の武田 洋平さんがプライベートで参戦。レース前半の第1ドライバーを平石さんが、後半の第2ドライバーを武田さんが務めました。見事に完走し過酷なレースを終えたお2人からもコメントを頂きました!
今回は(株)ブリヂストンから、タイヤ開発第3部門 ウィンタータイヤモジュール設計課長の平石 朋大さんと、宣伝・イベント・モータースポーツ推進部 宣伝・イベント・モータースポーツ推進課の武田 洋平さんがプライベートで参戦。レース前半の第1ドライバーを平石さんが、後半の第2ドライバーを武田さんが務めました。見事に完走し過酷なレースを終えたお2人からもコメントを頂きました!
第1ドライバー 平石 朋大さん
第2ドライバー 武田 洋平さん
第1ドライバー 平石 朋大さん
楽しもうと思って参戦しましたが、本当に楽しかったです!以前は、年に何回かサーキットでのスポーツ走行を楽しんでいたのですが、最近はなかなか時間を作れず…。参戦車両に装着した「POTENZA RE-71RS」は自分が開発していた商品なので、開発時に想定していた点が確認できただけでなく、想定外の気づきもありました。今後のタイヤ開発にも活かしたいと思いますし、来年も参戦したいです!
第2ドライバー 武田 洋平さん
最後にスピンしてしまい、順位を落としてしまいましたが、とても楽しかったです!金曜日の練習走行日は仕事の都合で参加できなかったのが悔やまれますが、次回はもっと練習してレースに臨むつもりです。プライベートでの参戦なので、費用面の問題がありますが、来年も参戦したいですね。また、社内にもサーキット走行を楽しんでいる仲間がいると思うので、横のつながりができればうれしいです。未経験の方でもサーキット走行に興味のある方は、初心者でも安全にサーキット走行を体験できる走行イベント「POTENZA Circuit Challenge」や、本格的なサーキット走行を楽しみながらプロドライバーのアドバイスも受けられる「POTENZA CIRCUIT MEETING」に、まずはチャレンジしてみてはいかがでしょうか。ブリヂストンの仲間の間でも、サーキット走行の裾野が広がっていくとうれしいです!
楽しもうと思って参戦しましたが、本当に楽しかったです!以前は、年に何回かサーキットでのスポーツ走行を楽しんでいたのですが、最近はなかなか時間を作れず…。参戦車両に装着した「POTENZA RE-71RS」は自分が開発していた商品なので、開発時に想定していた点が確認できただけでなく、想定外の気づきもありました。今後のタイヤ開発にも活かしたいと思いますし、来年も参戦したいです!
第2ドライバー 武田 洋平さん
最後にスピンしてしまい、順位を落としてしまいましたが、とても楽しかったです!金曜日の練習走行日は仕事の都合で参加できなかったのが悔やまれますが、次回はもっと練習してレースに臨むつもりです。プライベートでの参戦なので、費用面の問題がありますが、来年も参戦したいですね。また、社内にもサーキット走行を楽しんでいる仲間がいると思うので、横のつながりができればうれしいです。未経験の方でもサーキット走行に興味のある方は、初心者でも安全にサーキット走行を体験できる走行イベント「POTENZA Circuit Challenge」や、本格的なサーキット走行を楽しみながらプロドライバーのアドバイスも受けられる「POTENZA CIRCUIT MEETING」に、まずはチャレンジしてみてはいかがでしょうか。ブリヂストンの仲間の間でも、サーキット走行の裾野が広がっていくとうれしいです!
サステナビリティへの挑戦やモータースポーツの裾野拡大を目指すさまざまな取り組みが進められているS耐。いかがだったでしょうか?モータースポーツ好きな方はもちろん、まだそこまで興味がない方にとっても、魅力的な大会です。来年は3月に開幕します。ぜひ一度、生のレースを観戦してはいかがでしょうか?
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