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【師匠も弟子】「俺のために職長になれ」の一言が、“モノづくりのプロ”への道を拓いた

人気コーナー「師匠と弟子」のスピンオフ企画「師匠“も”弟子」!
今回は、(株)ブリヂストン 小平モノづくりプラットフォーム推進部 製造課 タイヤ試作第1係に所属する人見 悦雄さんに、お世話になった師匠について伺いました!

(株)ブリヂストン
小平モノづくりプラットフォーム推進部 製造課 タイヤ試作第1係
人見 悦雄さん

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人見さんの師匠について教えてください!

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一人に絞るのは難しいですね。たくさんの師匠に支えられてきました。特に印象に残っている師匠を挙げるなら、黒磯工場時代の「職長」と20歳の頃に一緒に働いた「先輩たち」です。

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黒磯工場時代の職長は、どんな方だったんでしょうか?

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その職長は私の同級生で、彼は早々に職長へ昇進し、その頃私は推薦もされませんでした。数年後、職長代行になり職長試験を受けましたが2回連続で不合格。勉強嫌いと頭の悪さを痛感しました(笑)。本来なら、職長代行が不合格になったら2回目はありませんが、「3回目を受けろ!」と推薦状を見せられました。

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どんな言葉をかけてくれたのでしょうか?

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3回目の挑戦のとき、弱気になっている私に、真剣な表情で「俺のために職長になれ!」と言ってくれたんです。自分ごとのように考えてくれているのが伝わってきて、目が覚めました。そこからは必死で勉強して、42歳でようやく合格。かなり遅咲きでしたが、あの一言で、仕事への向き合い方が変わったと思います。

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もう一方の「先輩たち」は、どんな方々だったんですか?

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私は18歳で工場に入り、20歳頃までは仕事を甘く見ていたところがあるんです。公衆電話から「お腹が痛いので休みます」と連絡して、今思えばすぐ分かる嘘をついたこともあります(笑)。

そんなとき、先輩に言われたのが「モノづくりのプロっていうのは、モノを作ってこそお金をもらえるんだよ」という言葉で、ハッとしました。「プロ意識」というのを初めて知った感覚に近いと思います。

先輩たちは、不良を出さないのは当たり前で、作業も誰より早い。同じノルマでも、黙々と、確実にやり切る。その姿を日々見て、「これがプロなんだ」と思うようになりました。それからは「同僚が10分前に作業完了するなら、俺は12分前に終わらせる」。そんな気持ちで仕事と向き合うようになりました。「品質とスピードなら誰にも負けない」が自分の強みになったのも、この言葉がきっかけです。

職長の一言と、先輩たちの言葉が、今の自分を作ってくれたんだと思います。

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