「使えて当たり前」を支える

ブリヂストングループ唯一の情報システム専門会社であるブリヂストンソフトウェア(株)(以下、BSW)は、ITを通じてグループ各社のビジネス変革に貢献し、膨大なシステムの稼働を支えています。今回は私たちが毎日使用しているパソコンの保守管理などを担当しているメンバーにお話を伺いました。

左から、システム技術本部 インフラ技術部 インフラシステム技術課
課長 鈴木 貴也さん
久保田 龍之介さん
星野 史彰さん

ブリヂストンの標準PC BSHIWAY

Arrow編集部 皆さんが所属するインフラシステム技術課について教えてください。

鈴木さん 私たちインフラシステム技術課は派遣や請負のパートナーを含め、10名で構成されています。(株)ブリヂストンのデジタルIT基盤部門と連携を取りながら、ITインフラ領域の中でも、ブリヂストングループの標準PCである「BSHIWAY端末」の運用を中心に担当しています。また、BSHIWAY端末を通じて行われる、ログイン時の認証処理やファイルサーバーなどの業務システムにアクセスする際のネットワーク管理、プロキシサーバー※1の運用管理など、パソコンを利用して業務を行う皆さんが毎日欠かさず使用するシステムの運用・管理を行っています。

※1 ユーザーとサーバーの中間で、両者の通信を中継する役割を担うサーバー

Arrow編集部 聞き慣れない用語もあったので基本的なことから教えてください…。そもそも「ブリヂストングループの標準PC」とは何なのでしょうか?

久保田さん 簡単に言うと、業務用に用意されたパソコンのことです。標準PCは、いわゆる「BSHIWAY」と呼ばれるブリヂストン専用の社内ネットワークに接続して利用されることを前提としています。
個人で使用するパソコンと大きく違う点は、必要なソフトやセキュリティ対策があらかじめ設定されていて、ライセンス違反やウイルス感染のリスクを未然に防いでいるんです。こうして準備されたパソコンがブリヂストングループの標準PC「BSHIWAY端末」です。

久保田さん

Arrow編集部 イメージができました!ブリヂストングループで働く皆さんが基本同じ状態でパソコンを利用できる状態を作っているわけですね!

星野さん そうですね。BSHIWAY端末には、Microsoft 365のアプリケーションやWindows 11などのOSがあらかじめインストールされていて、ブリヂストンの「標準」として用意されています。
私たちインフラシステム技術課は、この標準を設計して、あらかじめ定義しておくことで、全てのパソコンに同じルールや設定をまとめて適用できるようになります。
WindowsのOSは年に1回更新され、さまざまな機能が追加されますが、全てをすぐにBSHIWAY端末に導入するわけにはいきません。そのため、Windowsの更新に合わせて標準も見直し、再設計することで、安心して業務で使える環境を提供しています。

星野さん

もっと安全に、もっと使いやすく

Arrow編集部 どうして最新機能をすぐに導入することができないんですか?

星野さん 会社の標準PCとして最も大切なのは「安定稼働」です。確かに最新機能は魅力的なものもありますが、ブリヂストングループ全体で安心して使えるのか、便利さと安全性のバランスを考え、導入を判断しています。特に外部とつながる機能はセキュリティ面の確認が不可欠です。そのため、あえて導入を見送り、“枯れる”(不具合が収束し一般的に安全と判断できる)まで待つこともあります。一方で、業務に役立つものは段階的にでも取り入れたいと考えています。ブリヂストングループの環境に導入するか、導入する場合はどのような範囲で実装するかなど、関連部門と協議しています。

鈴木さん 新しいWindowsのバージョンやセキュリティ更新がリリースされた際は、まずブリヂストンの環境に合うかどうかを詳細に設計・検証しています。そのため、どうしても最新版のリリースから皆さんへの展開完了まで、1年弱の日数を要してしまいます。また、いざ皆さんに展開する際にも、いきなり全従業員に展開するのではなく、まずは希望者による先行利用で、現場の不具合や要望を確認し必要な改善を行ってから全従業員に展開しています。

鈴木さん

Arrow編集部 全社に展開して更新を完了するのは大変そうですね。

久保田さん 全社展開は、必要なファイルを事前に皆さんの端末へ送信し、従業員の皆さんには画面の案内に沿って操作していただければ更新できるようにしています。業務の合間で対応していただくため、どうしても更新は後回しになってしまうこともありますが、全員に確実に対応いただけるよう、締め切りが近づくにつれて更新を促すポップアップ通知の頻度を上げるなど、更新漏れがないように工夫もしています。

星野さん 管理対象は約3万台ありますが、資産管理ツールで「誰が・どの端末で・いつ適用したか」を把握しています。各部門で保管している、普段使用されていない予備端末も含めて、全ての端末が更新対象となっています。万が一、更新が行われていない場合は、拠点や部門のIT担当やご本人に個別にお声がけし、漏れなくフォローしています。

Arrow編集部 皆さんが標準PCの基盤を整備してくれているおかげで私たちは当たり前にパソコンを使用することできるんですね!

より快適な環境の整備へ

Arrow編集部 最後にArrow読者の皆さんへメッセージをお願いします。

星野さん 更新にかかる時間の短縮や、セルフサービスの充実、更新案内の改善など、ユーザー体験の向上に取り組んでいきます。配信状況や失敗率などのデータを見える化し、事前に問題を察知して是正できる仕組みづくりも進めます。

久保田さん 安定稼働が最優先のため、つい手堅くなりがちですが、使い方や必要な機能は一人ひとり異なります。ぜひユーザーである皆さんの意見も取り入れながらより良い標準PCの設計に取り組んでいきたいです。

鈴木さん 標準PCは「制約」ではなく、皆さんの安全と時間を守るための仕組みです。「ここが不便」「こうなると助かる」といったご意見は、ぜひ既存の窓口や所属部門のIT担当者経由でお寄せください。皆さんと一緒に、より快適な「働く入口」をつくっていければと思います。

アンケートへのご協力をお願いいたします。ご回答内容は今後の記事制作に活用させていただきます。


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コメント(1)

Tableau推しの人さん

いつも快適に業務出来る環境を提供頂きありがとうございます。こういうお仕事は上手くいっている時は褒められず、トラブルになったときにばかり叱られる大変な仕事と理解しています。(業務部門内のIT担当なんて人たちも大体同じですね(笑))今後ともよろしくお願いします。

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