目からウロコのブリヂス典
あ行
- ROE(アールオーイー)
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“Return on Equity”の略で、自己資本利益率のこと。自己資本に対してどれだけの利益が生み出されたのかを示す指標。
- R工(アールコウ)
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鳥栖工場のこと。鳥栖工場の頭文字Tは、過去東京工場が使用していたため、“Radial”専門工場として立ち上がった鳥栖工場を「R工」と呼ぶことに。 高性能・高付加価値タイヤの生産技術をグローバルに発信する拠点。1970年操業開始。
- IIP(アイアイピー)
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“Itemized Implementation Plan”の略。「項目別改善実施計画」のこと。
- IDタイヤ(アイディータイヤ)
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Industrial タイヤの略で、工場等で運搬用に使用されるフォークリフトなどの産業車両用タイヤのこと。
- アップサイクル
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リサイクルやリユースとは異なり、元の製品よりもより高次元・価値の高いものに変えること。
- Arrow(アロー)
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限りなく前進していく矢のイメージでBマークの白抜き部分を矢印(アロー)に見立て、「Arrow」となった。
アロー君は「Arrow」の由来の矢印をモチーフにされている。
グループ従業員やそのご家族を対象に、Webと冊子でお届けしている。
- IFRS(イファース)
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“International Financial Reporting Standards”の略。国際財務報告基準のことで、会計(企業のお金の出入りの記録)に関するルールを定めたもの。詳しくは、こちら。
- ウォータースチュワードシップ
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水資源を持続的に確保していくため、水を大切にすること。「スチュワードシップ」は、他人から預かった資産を責任を持って管理するという意味の金融用語に由来。
- ウナ・特ウナ
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「至急電報」の略語。元々は英語の”urgent”(至急)を意味するモールス符号の電報略号“u”“r”が、和文モールス符号では「ウ」「ナ」に相当することに由来。
- AHL(エーエイチエル)
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“Active and Healthy Lifestyle”の略。「すべての人々が活き活きとした生活を送ることができる社会の実現に貢献」するブリヂストンの取り組み。
- ACタイヤ(エーシータイヤ)
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Aircraft タイヤの略で、航空機用タイヤのこと。
以前は、AirplaneのAPをとってAPタイヤと言われていた。
- AGタイヤ(エージータイヤ)
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Agricultural タイヤの略で、農業機械用タイヤのこと。
- HRX(エイチアールエックス)
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Human Resource Transformation(HRX)の略で、人事・組織に関する仕組み・制度変革のこと。
- H工(エイチコウ)
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彦根工場のこと。Hは“Hikone”の頭文字から。信頼を第一に自動車メーカーを始めとしたお客様に高品質なタイヤを供給。1968年操業開始。
- S工(エスコウ)
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下関工場のこと。Sは“Shimonoseki”の頭文字から。世界最大級のタイヤを生み出す建設・鉱山車両用タイヤ専門工場。1970年操業開始。
- SDGs(エスディージーズ)
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“Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)”の略。国連サミットで採択された、持続可能な世界を実現するための国際目標のこと。
- SBU(エスビーユー)
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“Strategic Business Unit”の略。戦略的事業ユニットのことで、「地域/事業」を基に、「BSJP」、「BSDP」、「G-MICA」、「BSAPIC」、「BSAM」、「BSEMEA」の6SBUに分かれて、事業運営を行っている。
- N工(エヌコウ)
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那須工場のこと。Nは“Nasu”の頭文字から。モーターサイクルをはじめ、乗用車用、農業機械用産業車両用タイヤなど幅広く生産している。1962年操業開始。
- EVERTIRE INITIATIVE(エバータイヤ イニシアチブ)
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タイヤがタイヤに生まれ変わる未来に向けた活動のこと。使い終わったタイヤを、Everな(常に・いつも・永遠に続く)タイヤへ。という想いを込めて名付けられた。ブリヂストンは、使い終わったタイヤがタイヤの原材料として再生され新たなタイヤとして生まれ変わり、「循環」する社会の実現を目指している。
- エフ(絵符)
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元々は江戸時代、運送の際に特別な便宜をはかるように、公家や武家などの荷札につけた札を「絵符(エフ)」と言っていた。日本能率協会コンサルティングでは、どこにどのような不具合があるか・その不具合の処置漏れを防ぐために、日付、発見した人の氏名、不具合内容を記載するものとされている。
ブリヂストンでは、「原材料の製造時期などの情報を記載した札」を指している。
- F工(エフコウ)
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防府工場のこと。頭文字のHは彦根工場で既に使っていたため、“hoFu”のFを使用。超高性能タイヤから建設・鉱山車両用タイヤまで幅広く生産。1976年操業開始。
- M工(エムコウ)
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甘木工場のこと。“aMagi”のMを取って「M工」に。頭文字を取っていない理由は、「TB/ORのセリアルにはAは使ってはいけないから」「かつて、上尾に工場があったから」など諸説あり。 品質・規模でグループをリードするトラック・バス用タイヤ工場。1973年操業開始。
- MCタイヤ(エムシータイヤ)
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Motor Cycle タイヤの略で、二輪車用タイヤのこと。
- LTタイヤ(エルティータイヤ)
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Light Truck タイヤの略で小型トラック・バス用タイヤのこと。
- ENLITEN(エンライトン)
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商品設計基盤技術ENLITEN®(エンライトン)。「走る・止まる・曲がる」を基本に、さまざまな使われ方を想定し、タイヤの基本性能を全方位で向上させ、そこからより求められている性能を更に向上させる(=エッジを効かせる)タイヤ技術。1つの要素技術を指す言葉ではなく、タイヤのゴムや接地技術、製造するときのモノづくりなどさまざまな技術を極めることで進化していく技術。
- ORタイヤ(オーアールタイヤ)
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Off the Road タイヤの略で建設・鉱山車両用タイヤのこと。
ちなみにORはOTR(Off the Road)と記されることもある。
- OB(オービー)
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“Original Budget”の略。年初予算のこと。
か行
- カーボンニュートラル
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事業活動や製品において、そのライフサイクル全体で見たときに、二酸化炭素(CO2)の排出量と吸収量とがプラスマイナスゼロの状態になること。ブリヂストングループでは、2050 年を見据えた「環境長期目標」の中でカーボンニュートラル社会の実現への貢献を掲げており、長期目標の実現に向けてタイヤの生産段階で排出するCO2を削減するとともに、タイヤの使用時のCO2排出量削減に貢献するソリューションの提供も進めている。
- カスケードリサイクル
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カスケードとは階段状に落下するという意味でリサイクルを行った場合には、通常その度に品質の劣化が起こる。このため、無理に元の製品から同じ製品にリサイクルせずに、品質劣化に応じて、より品質の悪い原材料でも許容できる製品に段階的にリサイクルを進めていくことで効率的なリサイクルを行うこと。例えば、使用済の紙を、コピー用紙、新聞紙、段ボールへと段階的に利用していくことなど。
カスケードリサイクルによってリサイクルの幅が広がるため、私たちが廃棄物と思っているものでも新たに有効活用できる可能性がある。
- QMK(キューエムケー)
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「QC的(Q)問題(M)解決(K)」の略。問題の根本的な原因を突き止め、解決すること。
- K工(ケーコウ)
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久留米工場のこと。Kは“Kurume”の頭文字から。世界に羽ばたくブリヂストンのマザー工場。1931年操業開始。
- CASE(ケース)
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“Connected(コネクティッド) Autonomous(自動化)Shared(シェアリング) Electric(電動化)”の頭文字をとった造語で、近年大きな変革を迎えている自動車業界の動向を象徴している。
- KTC(ケーティーシー)
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“Kakouhin Technology Center”の略で、化工品事業の技術開発の中枢として、横浜工場に併設されている。
- 下市
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「ゲシ」と読み、販売終了することを意味する(一般用語ではないようです。なお、「販売開始する」を意味する「上市(ジョウシ)」は一般用語です)。
- 建仮
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「建設仮勘定(けんせつかりかんじょう)」の略。建設中の建物や製作中の機械など、完成前の有形固定資産への支出等を仮に計上しておくための勘定科目。
- 工場名
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(株)ブリヂストンの各工場の略称と特徴を解説!詳細はクリック▼
タイヤ工場 名称 特徴 創業 略称 略称説明 久留米工場 世界に羽ばたくブリヂストンのマザー工場 1931 K工 Kurumeの頭文字をとってK工に。 東京ACタイヤ製造所 航空機の安全安心を支える航空機ラジアルタイヤを生産 2008 AC工場 Air Craft の略。 那須工場 モーターサイクルを始め乗用車用、農業機械用、産業機械用タイヤなど幅広く生産 1962 N工 Nasuの頭文字をとってN工に。 彦根工場 信頼を第一に自動車メーカーを始めとしたお客様に高品質なタイヤを供給 1968 H工 Hikoneの頭文字をとってH工に。 下関工場 世界最大級のタイヤを生み出す建設・鉱山車両用タイヤ専門工場 1970 S工 Shimonosekiの頭文字をとってS工に。 鳥栖工場 高性能・高付加価値タイヤの生産技術をグローバルに発信する拠点 1970 R工 Tosuの頭文字であるTは過去東京工場が使用していたため、Radial専門工場として立ち上がった鳥栖工場をR工と呼ぶことにした。 栃木工場 トラック、バス用タイヤ、乗用車用タイヤから地下鉄、モノレール用タイヤまで幅広く生産 1971 G工 Tは過去東京工場が使用、そこでtochiGiのGをとってG工に。 甘木工場 品質・規模でグループをリードするトラック・バス用タイヤ工場 1973 M工 aMagiのMをとってM工に。頭文字を取っていない理由には、「TB/ORのセリアルにはAは使ってはいけないため」「かつて、上尾に工場があったから」など諸説あり。 防府工場 超高性能タイヤから建設・鉱山車両タイヤまで幅広く生産 1976 F工 Hは彦根で使っていた為、hoFuのFをとってF工に。 北九州工場 世界最大級のタイヤ生産工場 2009 B工 Kは既に久留米工場の略称として使われていたため、響港(北九州港)のhiBikiのBをとってB工に。 原材料工場 佐賀工場 鉄の強さとしなやかさを合わせ持つスチールコード製造工場 1982 化工品工場 横浜工場 化工品事業における技術・生産のマザープラント 1938 Y工 Yokohamaの頭文字をとってY工に。 熊本工場 さまざまな分野で産業発展に貢献する工業資材専門工場 1971 U工 KumamotoのKは既に久留米工場で使われていたため、2番目のアルファベットkUmamotoのUをとU工に。また、熊本の“熊”を“ゆう”とも読むため、U工となったという説もある。 関工場 多岐にわたる事業を支える確かな技術工場 1990 関工場は漢字一文字ということもあり、略称はない。
さ行
- サーキュラーエコノミー
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サーキュラーは円形、エコノミーは経済という意味で、サーキュラーエコノミーとは循環型経済のこと。省資源で持続可能な製品の設計・生産、持続可能な消費活動、使用後の製品や資源の適切な回収、再生・再利用を通じ、資源のムダを省き、環境破壊のリスクを低減させる経済システム。サーキュラーエコノミーの考え方が提唱される前から、ブリヂストングループではリトレッドタイヤを始めとした資源の有効活用などに取り組んでいる。
- 再生可能エネルギー
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化石燃料のように枯渇することなく、CO2を排出せず、エネルギー源として永続的に利用することができる太陽光・風力・水力・地熱・太陽熱・バイオマス等のエネルギーの総称。ブリヂストングループでは、グローバルで再生可能エネルギーの利用拡大に取り組んでいる。
- サステナブルマテリアル
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「持続可能な原材料」を意味するが、その定義は企業でさまざま。ブリヂストングループでは、「継続的に利用可能な資源から得られ、事業として長期的に成立し、原材料調達から廃棄に至るライフサイクル全体で環境・社会面への影響が小さい原材料」をサステナブルマテリアルと位置付けている。2050年以降を見据えた環境長期目標では、製品の原材料の「100%サステナブルマテリアル化」を掲げている。
- GHO(ジーエイチオー)
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Global Head Officeの略で、グループ全体の経営企画やガバナンスを統括する機能
- CSV(シーエスブイ)
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“Creating Shared Value”の略で、一般的には「共通価値の創造」のことを指す。
ハーバード大学のマイケル・ポーター氏が提唱した考えで、社会的な課題の解決と企業の競争力向上を同時に実現するというもの。
- G工(ジーコウ)
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栃木工場のこと。頭文字のTは、過去東京工場が使用していたため、“tochiGi”のGを取って「G工」に。トラック、バス用タイヤ、乗用車用タイヤから地下鉄、モノレール用タイヤまで幅広く生産。1971年操業開始。
- GBS(ジービーエス)
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Global Business Supportの略で、各SBUに対して適切なサポートやサービスを提供する機能
- ZD(ゼットディー)
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“Zero Defect”の略。欠点がないこと、ミスがないこと。
- セルアウト
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小売店(販売店)から消費者に商品が販売された状態のこと。
- セルイン
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一般的には、メーカーから小売店へ商品を納入することだが、ブリヂストンにおいては、販売会社から販売店に卸すことをいう。
た行
- タイヤの分類
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タイヤは車両の種類や用途によって分類されている。詳細はクリック▼
用途 呼称 説明 乗用車 PSタイヤ
(ピーエス)Passenger タイヤの略で、乗用車用のタイヤのこと。社内では、PSの後ろにラジアルタイヤを示す“R”かバイアスタイヤを示す“S”が付けられる。乗用車用ラジアルタイヤであれば、PSRと表記される。なお、一般的には、PSではなく、PC(Passenger Car)と記される。 小型トラック LTタイヤ
(エルティー)Light Truck タイヤの略で、小型トラック用タイヤのこと。 トラック・バス TBタイヤ
(ティービー)Truck & Bus タイヤの略で、トラック・バス用タイヤのこと。 建設・鉱山車両 ORタイヤ
(オーアール)Off the Road タイヤの略で建設・鉱山車両用タイヤのこと。ちなみにORはOTR(Off the Road)と記されることもある。 産業用車両 IDタイヤ
(アイディー)Industrial タイヤの略で、工場等で運搬用に使用されるフォークリフトなどの産業車両用タイヤのこと。 農業機械 AGタイヤ
(エージー)Agricultural タイヤの略で、農業機械用タイヤのこと。 航空機 ACタイヤ
(エーシー)Aircraft タイヤの略で、航空機用タイヤのこと。 二輪車 MCタイヤ
(エムシー)Motor Cycle タイヤの略で、二輪車用タイヤのこと。
JATMAなどのタイヤ規格では、適用車両毎に分類してるタイヤの種類(乗用車用タイヤ、小形トラック用タイヤ等)を便宜的にアルファベット2文字(PC、LT等)の略語で呼んでいる。ブリヂストン内で用いている略語とは異なるものもある。
この他、ブリヂストンでは、カタログ等に記載されているアルファベット3文字と5桁の数字からなる商品コードがあるが、最初のアルファベット2文字がタイヤグループを表している。3文字目は構造(R:ラジアル、S:バイアス)を示しており、頭のアルファベット3文字(PSR、PSS)でタイヤの種別が分かる。
尚、冬用タイヤの場合、アルファベットの2文字目が X、Y、Zとなる。
- チョコ停(チョコテイ)
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設備が稼動中に小さなトラブルが発生し一時的に設備が停まること。または空転している状態を指す。
チョコ停のチョコは、チョコチョコ止まるという表現からきていると言われている。ちなみに、長時間停止のことはドカ停という。
- TRWP(ティーアールダブリューピー)
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タイヤ・路面摩耗粉じん(Tire and Road Wear Particles)のこと。タイヤが路面と摩擦することによって発生する粉じんで、タイヤのトレッド部分と道路舗装材からなる混合物。
ブリヂストンはタイヤ業界のリーダーとして、さまざまな団体と協働し、TRWPの物理的・化学的特性と環境にどのように影響するかの研究に取り組んでいる。
- DX(ディーエックス)
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“Digital Transformation”の略で、デジタル技術やデータを駆使することで、新しい製品やサービスを生み出し、快適で便利な暮らしを目指す取り組みのこと。
ちなみに略語がDTではなくDXなのは、英語圏では“Trans”を“X”と表記することが多いため。
- DOTセリアル(ディーオーティーセリアル)
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DOTとはU.S. Department Of Transportation の略でアメリカ合衆国運輸省のこと。 アメリカ合衆国ではタイヤサイド部に“DOT”の刻印の後にタイヤ識別番号(製造工場コード、タイヤ識別コード(タイヤサイズ含む)と製造週、製造年)を刻印することが法律で義務付けられている。DOT認証表示がないとアメリカ合衆国では販売できない。 タイヤ識別番号に“DOT”を加えたものをDOTセリアルと呼び、タイヤの個体識別時に使う。
DOT表示のないタイヤ識別番号は本来「DOTセリアル」ではないが、ブリヂストンでは、便宜上これらもDOTセリアルの一例としている。
- Dかけ(ディーカケ)
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“Rank D X(バツ)”のこと。タイヤ検査規格で規格外となったもの。
- TQM(ティーキューエム)
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“Total Quality Management”の略。経営管理手法の一種で総合的品質管理のこと。企業活動におけるあらゆる仕事の質を向上させ、常に改善活動をレベルアップするための全社的な活動で、ブリヂストンのTQM活動は品質宣言に基づいて行われている。優れたイノベーション・改善活動事例を共有する場として「ブリヂストン グループ・グローバルTQM大会」が行われ、リージョンごとに行われる地区大会で選抜された代表者がそれぞれの改善活動を紹介している。
- TC(ティーシー)
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“Technology Center”の略で東京・小平にある技術センターのこと。
- TD(ティーディー)
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海外の役職名“Technical Director”の略称。
- TBタイヤ(ティービータイヤ)
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Truck & Bus タイヤの略でトラック・バス用タイヤのこと。
- TPP(ティーピーピー)
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「Total Package Plan」の略で、新品タイヤやリトレッドサービス、メンテナンスなどのメニューを組み合わせ、一括でご契約いただくサブスクリプション型のソリューションサービスのこと。タイヤの売り切りではなく、タイヤの提案から、メンテナンス・点検管理・予算管理などのタイヤマネジメント業務までをブリヂストンが担うことで、安全運行・業務効率化に貢献する。ソリューション店舗ネットワーク「B-select」と組み合わせることで、TPPの提供価値を最大化する。
- デカップリング
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デカップリングとはde(否定)-coupling(2つのものが組になっている)、すなわち「切り離す」を意味する言葉。経済の成長と、環境への影響や資源消費の拡大を「切り離す」ことを、国連環境計画(UNEP)は「デカップリング」と呼んでいる。事業の成長と環境の両立を目指す、ブリヂストングループの「環境長期目標」における重要な考え方。
- 統合報告(とうごうほうこく)
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企業の中長期的な価値創造を実現するために、企業とステークホルダーが行うコミュニケーションのプロセス全体のことを指す。また、統合報告書(Bridgestone 3.0 Journey Report)は、財務情報と非財務情報を統合した当社の価値創造ストーリーを通して、その実現の確からしさを包括的に説明・開示したもので、前述のコミュニケーションツールの一つである。
な行
- ネイチャーポジティブ
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自然(ネイチャー)を再興(ポジティブ)させるために、生物多様性の損失を止め、反転させること。
は行
- バリューチェーン
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一般的には、ビジネスは価値を提供するという考え方を基に製品を作る最初の段階から製品が消費者に届くまでの一連の事業活動の流れを指し、機能の流れ・繋がりを分析するために使う。
商品戦略、製品企画、調達、生産計画、製造、物流、販売、顧客使用、リデュース・リユース・リサイクルの一連の事業の流れ。詳細はクリック▼バリューチェーンとは、M.ポーターが『競争優位の戦略』の中で用いた言葉です。
「ビジネスは購買した原材料等に各プロセスで価値を付加していくことが企業の主活動である」という考えで一連の付加価値活動を表したものです。
各プロセスに切り分けて分析する際にバリューチェーン分析が使われます。バリューチェーン分析を行うことで、「1.自社の強みや弱みがわかる」「2.競合他社の戦略を予測できる」「3.リソースを効果的に配置し、コスト戦略を立てられる」と一般的に言われています。ブリヂストンにおいてのバリューチェーン
ブリヂストンにおいても商品戦略から調達、製造、販売など部門を超えて課題共有や議論を行い、バリューチェーンの全体最適を図ることが必要です。
- BIG(ビーアイジー)
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“Bridgestone Innovation Gallery”の略。
企業博物館 ブリヂストンTODAYが2020年11月に“Bridgestone Innovation Gallery”としてリニューアルオープンし、ブリヂストンのこれまでの歩みやDNA、事業活動、更に未来への取り組みを紹介している。
- BSEMEA(ビーエスイミア)
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“Bridgestone Europe NV/SA”の略で、 欧州・中近東・アフリカ地域のタイヤ事業の統括会社のこと。
- BSAPIC(ビーエスエーピック)
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“Bridgestone Asia Pacific, India, China”の略で、アジア・パシフィック・インド・中国のタイヤ事業SBUのこと。
- PSタイヤ(ピーエスタイヤ)
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Passengerタイヤの略で乗用車用タイヤのこと。
一般的には、PSではなく、PC(Passenger Car)タイヤと呼ばれている。
- B工(ビーコウ)
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北九州工場のこと。Kは既に使われていたため、北九州工場が隣接する響コンテナターミナル(北九州港)の“hiBiki”のBを使用。大型・超大型の建設・鉱山車両用タイヤを製造。2009年操業開始。
- BSAM(ビーサム)
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“Bridgestone Americas, Inc.”の略で、アメリカ・カナダ・中南米の統括会社のこと。
- BCMA(ビーシーエムエー)
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Bridgestone Commonality Modularity Architecture(ブリヂストン・コモナリティ・モジュラリティ・アーキテクチャ)の頭文字を取った言葉で、新たなプレミアムを支えるモノづくり基盤技術。
タイヤを、骨組であるカーカス、補強帯のベルト、表面のトレッドの3つのモジュール(パーツの集合体)に分け、モジュール1と2を異なる商品間で共有、開発から生産・販売のバリューチェーンをシンプル化し、トレッド部分で性能をカスタマイズ、差別化する技術。
詳しくはこちら。
- PG(ピージー)
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“Proving Ground”の略で、タイヤの試験評価を行うテストコースのこと。世界に10箇所ある。日本には、栃木県と北海道でタイヤの試験評価を行っている。
- BGA(ビージーエー)
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“Bridgestone Group Awards”の略。全組織・全従業員を対象としたグローバル最高位の表彰制度で、使命「最高の品質で社会に貢献」の下、ビジョン「2050年サステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社へ」の実現に向けて、特に貢献した取り組みを選定し、その功績と功労を表彰するもの。
- BIG-T(ビッグティー)
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“Bridgestone Institute of Global Training”の略で、東京・広尾にあるブリヂストン グローバル研修センターのこと。BIG-Tの建物のデザインコンセプトは「宝石の原石」で、研修を受ける従業員が「原石から宝石」へと成長するという思いをこめて「原石」をイメージしたデザインとなっている。
- ファミリーチャネル
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ブリヂストンのタイヤ専門店(タイヤ館、COCKPIT、ミスタータイヤマン、トラックセンター、ブリヂストンタイヤショップ)と、一定のBTSJ社内基準を満たしたうえで契約を結ぶ兼業量販店(オイル&タイヤショップ、カーケア&タイヤショップ)を指す。
- VIK(ブイアイケー)
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“Value in Kind”の略。スポーツマーケティングにおいて、スポンサーがスポンサーフィーを支払う代わりに、スポンサー企業の製品を支給し、大会で使用してもらう、独占権のこと。
- VOR(ブイオーアール)
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“Virgin Out of Ratio”の略。検査工程に流れてきた物の中で、一次検査で規格外と判定された率。
- VOC(ブイオーシー)
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“Voice of Customer”の略で、お客様の声のこと。
また、ガソリンや灯油などの揮発性有機化合物もVOC “Volatile Organic Compounds”と略される。ブリヂストンでは、環境負荷低減のため、VOC排出量の削減を進めている。
- Bridgestone E8 Commitment(ブリヂストンイーエイトコミットメント)
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2030年を見据えたBridgestone 3.0における企業コミットメント。未来からの信任を得ながら経営を進める軸として、「E」で始まる言葉で表現したブリヂストンらしい8つの価値(Energy、Ecology、Efficiency、Extension、Economy、Emotion、Ease、Empowerment)を、ブリヂストンらしい目的と手段で、従業員・社会・パートナー・お客様と共に創出し、持続可能な社会を支えることにコミットしていくもの。
- プロコン
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良い点(Pros)と悪い点(Cons)、メリットとデメリット、長所と短所などを比較列挙し、適切な選択を判断する方法。
- プロダクトサーキュラリティー
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サーキュラーエコノミーのうち、使用済み製品の循環性を示す概念。例えば、使用済みタイヤのリトレッド、廃タイヤからの再生ゴムや再生カーボンブラックなどがある。ブリヂストングループでは、これらの事例のように回収した使用済み製品の更なる有効活用を目指している。
ま行
- MaaS(マース)
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“Mobility as a Service”の略。ICTを利用した次世代移動サービスの概念。
- マテリアルサーキュラリティー
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サーキュラーエコノミーのうち、原材料における循環性を示す概念。例えば、リサイクル原材料の利用や、天然由来材料など再生可能資源の活用がある。ブリヂストングループでは、使用する原材料において、リサイクルされた原材料および再生可能資源由来の原材料の割合を増やすこをと目指している。
- Mix(ミックス)
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業績管理上の指標の一つで、販売構成による利益への影響のこと。
例えば、販売量が前年と同一であっても収益性の高い商品をより多く販売できた場合、利益は前年以上となり「Mix改善」と評価される。
や行
- U工(ユーコウ)
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熊本工場のこと。“Kumamoto”のKは既に久留米工場で使われていたため、2番目のアルファベット“kUmamoto”の “U”をとU工に。また、熊本の“熊”を“ゆう”とも読むため、U工となったという説もある。
ら行
- 流通在庫
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卸売業者・小売業者など、商品の流通過程にある業者によって保有される在庫。
- ROIC(ローイック)
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“Return on Invested Capital”の略で、投下資本利益率のこと。「事業に投じた資金がどれだけ付加価値を生んだか」を評価するための指標。
わ行
- Y工(ワイコウ)
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横浜工場のこと。“Yokohama”の頭文字をとってY工に。技術、試験・開発センターと一体となった化工品のマザー工場。コンベヤベルト、免震ゴムなど多くの商品を生産している。
- ONE-B(ワンビー)
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「ONE Bridgestone」の略で、BSHIWAY接続ユーザーが業務を遂行する上で、必要な情報の発信・閲覧や、各種申請ができる情報共有イントラサイト。