【当世海外事情】ブリヂストン アメリカス タイヤオペレーションズ エイケンORR工場
グローバルで活躍するブリヂストンのチームメイトにフォーカス!
海外だからこそのやりがいや難しさ、その国ならではの最新情報などをお届けします!
Bridgestone Americas Tire Operations Aiken ORR Tire Plant
ブリヂストン アメリカス タイヤオペレーションズ エイケンORR工場
エイケンORR工場は、日本国外では唯一となる大型~超大型(49~63インチ)鉱山・建設車両用(ORR)タイヤの製造拠点です。近年旺盛なグローバルでの鉱山採掘オペレーションからの需要に応えるためだけでなく、メインユーザーとなる北米鉱山市場での地産地消を狙い設立されました。特に63インチORRタイヤは製造の技術的難易度も高いことから、ブリヂストンを含め世界で2社しか生産していません。市場でのシェアも高く、プレミアム戦略に即したビジネス観点での貢献も大きく期待されている商品です。



Technical Service Advisor
浜本 祐也さん
ものづくりマインドの定着を進めていきます
ブリヂストンが日本で培ってきたORR製造技術に関する知識・経験を現地に浸透させていくことが、製造技術職のアドバイザーの主な役割です。大型~超大型ORRの製造では、他のタイヤと比較してもいまだに手作業が多く、標準や規格に落とし込めていないノウハウが多く残っています。また、課題抽出において解析対象とできるタイヤのサンプル数も少ないため、タイヤ構造や品質を熟知した上での論理的思考が強く求められます。そうした課題解決手法の啓蒙も含め、ものづくりマインドの定着を進めています。
海外ならではのやりがいや、大変なことはありますか?
言語の壁以外だと、人の入れ替わりの早さにショックを覚えると同時に、育成の難しさを感じます。日本に比べて、現場の技能員だけでなくスタッフの離職率も高いため、せっかくの教育や啓蒙がなかなか定着せず改善に繋がりにくいことに苦労しています。その対策として、各種標準化や業務の手順化を日本以上に強く進めなければならないという点が大きな課題です。
今後の目標を教えてください!
エイケンORR工場は、来年で生産開始から10年という節目を迎えます。生産しているタイヤの種類は少ないですが、産業基盤となる鉱山採掘に不可欠なORタイヤの製造は社会貢献度も高く、ブリヂストングループにおいて重要な拠点のひとつだという自負があります。
今後も他社の追随を許さない高品質のORタイヤを生産し続けるため、標準化の推進や、工程の自動化をはじめとした現地カルチャーに適した技術開発の提案・発信を通して、ブリヂストン アメリカスならびにOR部門の発展に貢献できるよう取り組んでいきます。
国・地域の名産品・名物スポット


アメリカの食事として思い浮かぶ大きなハンバーガーやステーキは、エイケン地区でも堪能できます。馴染みの近隣店舗では「Bridgestone Burger」というボリュームたっぷりな裏メニューを頼むこともできます。それ以外にも、エイケン工場のあるサウスカロライナ州は海に面しているため、牡蠣をはじめとしたシーフードを使った料理も楽しめます。

オフタイムの過ごし方
サウスカロライナ州は自然が豊かなため、キャンプやツーリングを楽しむ派遣者も多いです。道すがら放牧地に立ち寄ることもできますし、海辺の町では全国からバイク乗りが集まるような大きなイベントが年に数回ほど開催されています。
また、州内にはNBAやNFLチームの本拠地となっている都市もあります。席を選ばなければ観戦料金も数十ドルと手頃なため、本場の迫力あるバスケットボールやアメフトの試合を気軽に楽しむことができます。


チームの雰囲気・強味
私が所属する技術課だけをみても、さまざまな国籍やバックグラウンドをもった個性的なメンバーが集まっています。日本の工場に比べると個々の裁量が大きく、比較的フレキシブルに出社・退勤時間などを自身で管理でき、良好なワークライフバランスを実現しています。またTeam Buildingと呼ばれる課外活動も頻繁に行われているため、通常だと言語の壁もありなかなかコミュニケーションがとりづらい赴任当初からも、早くチームに溶け込めました。


- 国 名
- アメリカ合衆国
- 公用語
- 主として英語
- 首 都
- ワシントンD.C.
- 人 口
- 約3億3,200万人
(2021年7月米統計局推計)

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