世界で安心・安全な移動を支える ブリヂストングローバル交通安全プログラム(前編)
世界では、道路交通事故により毎年135万人の命が失われています。 持続可能な開発目標(SDGs)のターゲット3.6では「世界の道路交通事故による死傷者を半減させる」ことを目指しており、国際社会における交通安全の取り組みへの重要性は、ますます高まっています。
ブリヂストングループは、タイヤ・ゴム業界のグローバルリーディングカンパニーとして、日々の事業活動や製品・サービスを通じて、また各拠点における安全啓発活動を通して、交通安全の実現に貢献してきました。さらに2023年からは、世界各地で行っていた交通安全活動を「ブリヂストン交通安全プログラム」の名のもとにまとめ、取り組みを強化しています。
今回は、2023年に海外で実施している3つのプログラムと、日本での取り組みをご紹介します。
今回は、2023年に海外で実施している3つのプログラムと、日本での取り組みをご紹介します。
サマーキャンプで交通安全を学ぶ(イタリア)
イタリア・ローマに位置するブリヂストン欧州技術センター(Bridgestone Technical Center Europe Spa 、以下TCE)では、イタリア国内のグループ会社およびイタリア赤十字と連携し、8歳から17歳の学生向けの交通安全啓発イベントを実施しました。イベントは、イタリア赤十字が主催するサステナビリティについて学ぶサマーキャンプ「赤十字グリーンプキャンプ」の一環として国内8か所で行われました。
生徒たちには、ゲームや従業員ボランティアとの対話を通じて、タイヤの重要性をはじめとするさまざまな交通安全の知識を学んでもらいました。また、ローマ近郊の都市・アプリーリアで実施した回ではローマにあるプルービンググラウンド(EUPG)に生徒たちを招き、乾いた路面と水を張った路面上でのブレーキの利きの違いや、タイヤの摩耗によるブレーキの利き方の違いなどを実際に見て、タイヤの重要性を体感してもらいました。
今回のサマーキャンプは、ブリヂストンとイタリア赤十字が2023年から2024年にかけて実施する交通安全キャンペーンの第一段階です。今後、学校訪問や地域社会でのイベントなどを通じて、よりたくさんの子どもたちに交通安全の大切さを伝えていきます。
生徒たちには、ゲームや従業員ボランティアとの対話を通じて、タイヤの重要性をはじめとするさまざまな交通安全の知識を学んでもらいました。また、ローマ近郊の都市・アプリーリアで実施した回ではローマにあるプルービンググラウンド(EUPG)に生徒たちを招き、乾いた路面と水を張った路面上でのブレーキの利きの違いや、タイヤの摩耗によるブレーキの利き方の違いなどを実際に見て、タイヤの重要性を体感してもらいました。
今回のサマーキャンプは、ブリヂストンとイタリア赤十字が2023年から2024年にかけて実施する交通安全キャンペーンの第一段階です。今後、学校訪問や地域社会でのイベントなどを通じて、よりたくさんの子どもたちに交通安全の大切さを伝えていきます。
運転技術習得訓練を通じて、雇用機会の拡大とドライバー不足解消へ貢献(インド)
インドでは近年まで、普通運転免許取得のための実技訓練が必須ではありませんでした。ある調査によると、9割以上のドライバーが正式な運転訓練を受けたことがなく、62%のドライバーが道路での運転中に危険を感じたことがあるという結果が出ています。その一方で、商業ドライバーは慢性的な人手不足に陥っており、企業にとっては人材確保が喫緊の課題となっています。
こうした状況を受け、ブリヂストン・インディア(以下、BSID)は、現地の運転訓練・研究機関(Institute of Driving Training and Research、以下IDTR)と提携し、ドライバー向けの運転技能向上プログラムを実施しています。このプログラムでは、ブリヂストンが費用を負担し、失業中の若者や商業ドライバーを目指す人に向けて30日間の宿泊運転研修を提供しています。研修のなかでは、運転技術だけでなく、瞑想など個人の健康増進のためのプログラムにも参加できます。また、BSIDの従業員もボランティア講師として参加しており、タイヤの安全性や点検に関する講義を行っています。
2019年に取り組みを開始し、これまでに1,775人のドライバーが研修を修了し、6つの州で正式に運転免許証を取得しました。また修了者には、BSIDとIDTRが公的機関や企業と連携した就職支援も行っており、タタ・モーターズをはじめとする自動車メーカーへの就職も実現しています。研修修了後半年~2年が経過した修了生を対象に実施されたフォローアップ調査によると、99.5%が研修後、事故に巻き込まれていないという結果も分かりました。
BSIDは、交通事故を減らし、貧しい人々、特に経済的に弱い立場にある若者たちに雇用機会を提供するべく、今後インド全域にプログラムを拡大していく予定です。
こうした状況を受け、ブリヂストン・インディア(以下、BSID)は、現地の運転訓練・研究機関(Institute of Driving Training and Research、以下IDTR)と提携し、ドライバー向けの運転技能向上プログラムを実施しています。このプログラムでは、ブリヂストンが費用を負担し、失業中の若者や商業ドライバーを目指す人に向けて30日間の宿泊運転研修を提供しています。研修のなかでは、運転技術だけでなく、瞑想など個人の健康増進のためのプログラムにも参加できます。また、BSIDの従業員もボランティア講師として参加しており、タイヤの安全性や点検に関する講義を行っています。
2019年に取り組みを開始し、これまでに1,775人のドライバーが研修を修了し、6つの州で正式に運転免許証を取得しました。また修了者には、BSIDとIDTRが公的機関や企業と連携した就職支援も行っており、タタ・モーターズをはじめとする自動車メーカーへの就職も実現しています。研修修了後半年~2年が経過した修了生を対象に実施されたフォローアップ調査によると、99.5%が研修後、事故に巻き込まれていないという結果も分かりました。
BSIDは、交通事故を減らし、貧しい人々、特に経済的に弱い立場にある若者たちに雇用機会を提供するべく、今後インド全域にプログラムを拡大していく予定です。
地元の子どもたちに交通安全教育を実施(ポーランド)
ポーランドのポズナン工場では、従業員ボランティアが幼稚園や小学校を訪問し、交通安全教育を実施しています。ワークショップなどを通じ、道路を安全に渡る方法や、シートベルトの重要性、ケガをした際の応急処置なども学んでいきます。
2023年は約400人の子どもたちが参加しており、取り組みを開始した2008年からの総参加人数は約36,000人に上ります。また、従業員ボランティアもこれまでに600人以上が参加しています。
2023年は約400人の子どもたちが参加しており、取り組みを開始した2008年からの総参加人数は約36,000人に上ります。また、従業員ボランティアもこれまでに600人以上が参加しています。
日本での取り組み:モータースポーツ活動を盛り上げる仲間とともに、交通安全の重要性を訴求
日本では、TOYOTA GAZOO RacingやNPO法人グッドドライバー・レッスンとともに、モータースポーツ活動と連携した交通安全活動を行っています。
TOYOTA GAZOO Racingは、国内ラリーの入門編として誰でも手軽にエントリーできる参加型モータースポーツ「TGRラリーチャレンジ」を主催しており、2023年は日本全国11か所でレースが行われています。またレースの開催に合わせて、地域社会を盛り上げ恩返しをしていくための活動も行っており、その一環として、開催地域にお住まいの高齢者の方々を対象にした安全運転講習「グッドドライバー・レッスン」を行っています。ブリヂストンもその活動に賛同し、プログラムのなかでタイヤ点検の講習を実施しています。
次回は、9月22日に滋賀県で行われた「グッドドライバー・レッスン」の様子を詳しくご紹介します。
TOYOTA GAZOO Racingは、国内ラリーの入門編として誰でも手軽にエントリーできる参加型モータースポーツ「TGRラリーチャレンジ」を主催しており、2023年は日本全国11か所でレースが行われています。またレースの開催に合わせて、地域社会を盛り上げ恩返しをしていくための活動も行っており、その一環として、開催地域にお住まいの高齢者の方々を対象にした安全運転講習「グッドドライバー・レッスン」を行っています。ブリヂストンもその活動に賛同し、プログラムのなかでタイヤ点検の講習を実施しています。
次回は、9月22日に滋賀県で行われた「グッドドライバー・レッスン」の様子を詳しくご紹介します。
9月30日に「ファミリー交通安全パーク」を開催します
秋の交通安全運動期間(9月21日(木)~30日(土))と連動した交通安全啓発イベント「ファミリー交通安全パーク」を開催します。
「Bridgestone E8 Commitment」の「Ease より安心で心地よいモビリティライフを支えること」の実現に向け、自動車だけでなくバイク、自転車についても交通安全啓発を行っていきます。
・開催日:9月30日(土) 10:00~18:00
・会場:イオンモール羽生 1F西コート / 埼玉県羽生市川崎2丁目281-3
・主催:株式会社ブリヂストン / 一般財団法人 日本交通安全教育普及協会
・協力:埼玉県警察 交通部、一般社団法人 日本自動車連盟(JAF) 埼玉支部、AJAJ
・詳細は下記ホームページをご覧ください。
https://hanyu-aeonmall.com/news/event/3027
※外部サイトにリンクします。
秋の交通安全運動期間(9月21日(木)~30日(土))と連動した交通安全啓発イベント「ファミリー交通安全パーク」を開催します。
「Bridgestone E8 Commitment」の「Ease より安心で心地よいモビリティライフを支えること」の実現に向け、自動車だけでなくバイク、自転車についても交通安全啓発を行っていきます。
・開催日:9月30日(土) 10:00~18:00
・会場:イオンモール羽生 1F西コート / 埼玉県羽生市川崎2丁目281-3
・主催:株式会社ブリヂストン / 一般財団法人 日本交通安全教育普及協会
・協力:埼玉県警察 交通部、一般社団法人 日本自動車連盟(JAF) 埼玉支部、AJAJ
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