工業デザイン界の巨匠、ジウジアーロさんが小平BIPを訪問しました!

10月30日、世界的にも有名な工業デザイナー、ジョルジェット・ジウジアーロさんが東京・小平のBridgestone Innovation Park(以下、BIP)を訪問しました。
ジウジアーロさんはこれまで、数多くの自動車やオートバイ、自転車のデザインを手掛けてきた工業デザイン界の巨匠です。1999年には20世紀で最も影響力のあった自動車デザイナーに贈られる、「カー・デザイナー・オブ・ザ・センチュリー」を受賞し、2002年には米国自動車殿堂にも選出されています。なんと、あの映画史に残る名作「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のデロリアンもジウジアーロさんのデザインなんです!
また、2005年にはご自身の活動50周年を記念し、世界に1台のコンセプトカー「Ferrari GG50」をデザインしましたが、装着タイヤとして採用されたのは、当時のブリヂストンのフラッグシップタイヤ「POTENZA RE050」。ブリヂストン本社で発表会が開かれ、メディアでも大きく取り上げられました。
ジウジアーロさんはこれまで、数多くの自動車やオートバイ、自転車のデザインを手掛けてきた工業デザイン界の巨匠です。1999年には20世紀で最も影響力のあった自動車デザイナーに贈られる、「カー・デザイナー・オブ・ザ・センチュリー」を受賞し、2002年には米国自動車殿堂にも選出されています。なんと、あの映画史に残る名作「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のデロリアンもジウジアーロさんのデザインなんです!
また、2005年にはご自身の活動50周年を記念し、世界に1台のコンセプトカー「Ferrari GG50」をデザインしましたが、装着タイヤとして採用されたのは、当時のブリヂストンのフラッグシップタイヤ「POTENZA RE050」。ブリヂストン本社で発表会が開かれ、メディアでも大きく取り上げられました。
ジウジアーロさんプロデュースによるブリヂストンの名車
ジウジアーロさんはブリヂストンの商品をプロデュースしたこともあります。こちらの写真は1985年頃にブリヂストンサイクル(株)から発売された「BLOUSON」(ブルゾン)。1986年度のグッドデザイン賞も受賞されたこの自転車はジウジアーロさんがデザインをしたものです。ジウジアーロさんとブリヂストンがタッグを組んで誕生した名車です。
ブリヂストンやタイヤについても興味津々
BIPを訪問されたジウジアーロさん。まずはブリヂストンについての説明を聞いていただきました。時折笑顔も見せながら、当社の歴史や商品について、興味深くお話を聞いていました。また、「ブリヂストンの取り組みが商品や機能にとどまらず、サステナビリティを核に人類や社会、全方位にわたって取り組んでいることがとても印象的ですね」と感想を述べられていました。
「BLOUSON」の設計者と語り合う場面も
Bridgestone Innovation Galleryでは、ジウジアーロさんデザインの「BLOUSON」、そして当時この自転車の設計を担当したブリヂストンサイクル(株)の玉田さんとご対面。1980年代にジウジアーロさんのデザイン事務所からブリヂストンサイクル(株)へ送られたスケッチも見ながら、お二人が話をしました。
「量産するまでに苦労した点はあった?」と玉田さんに質問をするジウジアーロさん。それに対して玉田さんは「ジウジアーロさんのスケッチではハンドルが曲線を描いていたのですが、これを技術的に再現するのが難しかったので、真っすぐな形にしました」など、当時のエピソードを語り合いました。
「量産するまでに苦労した点はあった?」と玉田さんに質問をするジウジアーロさん。それに対して玉田さんは「ジウジアーロさんのスケッチではハンドルが曲線を描いていたのですが、これを技術的に再現するのが難しかったので、真っすぐな形にしました」など、当時のエピソードを語り合いました。
「BLOUSON」のデザイナーと設計者、名車の生みの親である二人の貴重な2ショットです。
ブリヂストンのデザイナー達とも意見交流
ブリヂストンのデザイナー達と意見を交わし合う場面もありました。こちらの写真の手前に写っているのはブリヂストンサイクル(株)の商品、子ども乗せ電動自転車の「bikke」(ビッケ)です。「機能性は素晴らしそうだね。モノトーンではなく他の色も組み合わせて、ファッション的な面も意識してもいいかもね」とデザイン観点でのアドバイスを送るシーンも。
ブリヂストンサイクル(株)のデザイナーが考えた未来のコンセプトモデルについてもジウジアーロさんにご紹介しました。ジウジアーロさんは「これはいつ世に出るの?今すぐほしいんだけど(笑)」と興味津々。
「これからも素敵なアイデアを考えてね!」と若いデザイナー達を激励するジウジアーロさん。
「エクセレント!」 BIPでの時間に感動
BIPで過ごした時間について、「とても感動したよ!テクノロジーが発展している今の世の中だけど、BIPは”人間らしさ”をしっかりと感じられる空間になっていたね!エクセレント!」と称賛するジウジアーロさん。ブリヂストンへのお礼として、ご自身のデザインについての写真資料集にサインをしてプレゼントしてくれました。
「今日はありがとう!」とブリヂストンサイクル(株) デザイン設計課長の中島さんに本を贈ります。
小平BIPでの時間を楽しんでくれたジウジアーロさん。ブリヂストンのデザイナー達も、世界的な巨匠からたくさんの刺激を貰いました。ユーザーにとっての使いやすさ、ライフスタイルに彩り添える外観、まさに「機能と美の融合」が大事な工業デザイン。時代や国による感性の違いもあると思いますが、デザイナー同士の”想い”を寄せ合うような、素晴らしい機会になりました。
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