【師匠も弟子】現物現場で考える姿勢の大切さを教えてくれた上司
人気コーナー「師匠と弟子」のWeb限定スピンオフ企画「師匠“も”弟子」!
今回は、(株)ブリヂストン 熊本工場でクローラ製造工程に携わっている福永 竜彦さんに、お世話になった師匠について伺いました!


(株)ブリヂストン 熊本工場 製造第2課 第1クローラ係 職長
福永 竜彦さん

福永さんの師匠について教えてください。

若い頃にお世話になった、上司の平川 久光さんです。お恥ずかしい話、若い頃の私は先輩に食ってかかったり仕事に遅刻したりと、文字通り問題児だったんです。平川さんにはしょっちゅう怒られていましたね。それでも私を飲みに連れ出し話を聞いてくださり、見放さないでいてくれました。

かつては福永さんもヤンチャだったんですね...!それでも平川さんはよく面倒を見て下さったということですね。

遅刻のペナルティとして改善活動に関する資料作成を手伝っていたのですが、鉛筆で文字やイラストを書いているうちに中身もよく頭に入ってきて。それがきっかけで改善活動を“面白い”と感じるようになり、「次は自分で資料を考えるところからやってみよう」と、仕事に対する向き合い方も変わりましたね。もしかしたら、平川さんは仕事の楽しさを知るチャンスをくださったのかもしれません。

師匠から教わったことは何ですか?

1つは現物現場の大切さです。平川さんはとにかく現場第一主義で、現場で何かトラブルがあれば「今すぐ行くから!」と飛んできてくれました。自分の仕事は二の次になっても、私たちが安全に働き、良い製品を送り出せるように尽力されていました。その姿勢を真似し続けています。

現物現場の大切さについて、ご自分の姿勢で示される方だったんですね。他にはありますか?

もう1つは自分の頭で考えることです。師匠からはよく「言われた通りにやっても面白くないだろう」と言われていました。機械のように働くのではなく、考えて工夫してまた考えて…を繰り返すことで不良品を減らすことができます。考えることは職人として技を磨く第一歩なのだと学びました。数多くの学びをくれた大切な師匠に、今も感謝しています。

ありがとうございました!
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