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SBUのトップマネジメントが東京・小平のグローバル防災センターで防災を学ぶ

9月25日、BSAPIC Group Presidentの森田さん、BSEMEA Group Presidentのローランさん、BRIDGESTONE WEST Retail Group Presidentのクレイグさん、BRIDGESTONE WEST CTOのエミリオさん、BSAM Vice Chair of the Boardのクリストファーさんの5名が東京・小平のグローバル防災センターを視察され、2003年9月8日に発生した栃木工場火災を含む研修プログラム、グローバルでの防災活動の取り組みと重要性について、ご理解いただきました。

栃木工場火災についての説明

過電流・トラッキングの防災体感装置を視察している様子

今回、グローバル防災センターでの研修を終えたBSAPIC Group Presidentの森田さんと、BRIDGESTONE WEST CTOのエミリオさんから従業員の皆さんへのメッセージをいただきましたのでご紹介します。
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BSAPIC管掌 BSAPIC Member of the Board 兼 Group President 兼 Bridgestone(China)Investment Co., Ltd.
(普利司通(中国)投資有限公司)派遣 同社 董事長

森田 泰博さん

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BRIDGETONE WEST CTO (Chief Technology Officer)
兼 BSAM Member of the Board
兼 BSEMEA Management Board Member

エミリオ・ティベリオさん

グローバル防災センターの視察と研修を終えて

森田さん:栃木工場火災当時、私はマレーシアに駐在していました。現地メディアで火災の映像を見ながら、地域住民の皆様にご迷惑をおかけしたことや、ブリヂストンはどうなってしまうのか、といった将来への不安を感じたあの時の情景が蘇ります。グローバル防災センターの記録と記憶に接することにより、二度と火災は起こしてはいけないという決意を新たにしました。

エミリオさん:火災の事実、当時何が起きたのか、また、その時の反省が現在のブリヂストンの防災活動にどのように反映されているのかを改めて振り返る機会になりました。映像を再確認することで、当時の栃木工場の皆さんや地域住民の皆様の辛さも伝わってきました。このような恐ろしい経験は、二度と誰にもしてもらいたくありません。

グローバル防災センターの意義

森田さん:グローバル防災センターにまだ訪れたことのない人は、ぜひ訪問し、記録と記憶に接し、さまざまな事を感じて考えていただきたいと思います。グローバル防災センターには継承すべき記録と記憶がしっかり残されています。栃木工場の火災から今年で21年が経過し、その間にも世代交代が進みつつあります。この火災を風化させることなく、今後も防災活動を確実に次の世代へと継承していくことが重要です。

エミリオさん:グローバル防災センターでは、過去、ブリヂストングループで発生した火災の概要・原因・対策について理解を深めることに加え、体感装置による火災シミュレーションも体験できます。粉じんや静電気といった潜在的な火災リスクや火災の恐ろしさを知る上で、とても有効です。こうした体験が、防災意識の向上、火災リスクの低減にもつながります。

重大災害を防ぐために

森田さん:労働災害における経験則の1つに「ハインリッヒの法則」があります。これは、1つの重大災害には、29のニアミスと300のヒヤリハットが存在するという法則です。日々の「ヒヤリハット」を見える化し、仲間と共有してしっかり対策すれば、結果として「1」の重大災害の発生を防ぐことができると私は信じています。大切なことは、「ハインリッヒの法則」を味方にすること。そして、我々が栃木工場火災の教訓から変わらず継続している「5つのポイント」である、「職場の3S(整理・整頓・清掃)」「ルールの確認・徹底と順守」「日常の防災点検・確認の確実な実施」「日頃からの訓練の実施」「防災意識の更なる強化」を実践することです。また、防災活動で見つけた問題は放置せずに解決していきましょう。一人ひとりが「同じ過ちは繰り返さない」という強い決意と信念を持ち、PDCAによって活動を進化させ、次の世代に想いをつないでいくことが大切です。これらの活動を愚直に実践し、出火事故・労働災害のない安全で安心な職場を目指していきましょう。

エミリオさん:栃木工場火災以降、毎年、「防災の日」の活動を通じて、全てのチームメイトの皆さんが火災の悲惨さを再認識し、それぞれが自分事として、各職場で防災/火災予防活動を実践いただいていますが、防災活動はその日に限って実施するものではありません。日々、一人ひとりが継続して実施しなければなりません。安全・防災は絶対基盤であり、事業継続に必要不可欠です。幸いなことに、近年、大きな火災は発生していませんが、発煙・発火が発生していることも事実です。火災のリスクはどこにでも存在することをしっかりと認識した上で、身近なところからリスクのある場所を確認し、いざという時の初動体制が十分できているか、適切な処置ができるのかを常に考え、行動していきましょう。そして、栃木工場火災を決して忘れないという想いを、チームメイトの皆さん、そして次の世代につないでいけるよう、私の役割を果たしていきます。
研修担当のG安全・防災推進課より
今回は、新たに5名のG-EXCOメンバーの方にグローバル防災センターを視察いただきました。今後、ブリヂストングループの皆さんには、グローバル防災研修センターに加え、出前/リモート研修も活用し、防災研修を受講していただく予定です。このような機会を通じ、過去の火災を振り返り、日頃から防災意識を持ち、標準・ルールの順守、日々の防災活動を推進いただければ幸いです。

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コメント(1)

匿名さん

防災センター、一度は行ってみたいです。

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