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女性ドライバーによる熱き戦いが開幕! KYOJO CUP

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2025年から新たに協賛が始まったKYOJO CUP(以下、KYOJO)。ブリヂストンは、モータースポーツを通じたDE&I、女性活躍の場の創出支援を通じ、モータースポーツ文化の発展に貢献することを目的に協賛を開始しました。今回は5月10日(土)~11日(日)に2025年シーズンが開幕したKYOJOの魅力をご紹介します。

一人のドライビングアスリートとして“女性ドライバー”が活躍できる環境づくり

2017年から始まった女性限定のレースシリーズKYOJO。「競争女子」から名付けられたKYOJOは、女性ドライバー達が、身体的、体力的にも自信をもって運転技術を競い合える環境を提供することで、後に続く女性ドライバーたちのロールモデルを生み出し、モータースポーツ業界全体のさらなる発展と進化に寄与することを理念に立ち上がりました。

KYOJOを主催する(株)インタープロトモータースポーツ 代表取締役の関谷 正徳さんに、KYOJO立上げの想い、そして関谷さんが常々口にしている「『スポーツ』としてのモータースポーツ」についてお話しを伺いました。
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(株)インタープロトモータースポーツ 代表取締役
関谷 正徳さん

ル・マン24時間レースにおける日本人初の優勝ドライバーであり、現役時代は数々のトップカテゴリーでその名を轟かせた

私たちモータースポーツ業界は、社会に何を訴えていくのかを考えてきました。
モータースポーツは車の性能や能力が注目されがちですが、私は、モータースポーツを「スポーツ」として、皆さんにもっと楽しんでもらいたいと考えています。
「スポーツ」らしさを追求するためには、まずはドライバーがアスリートとして認識される必要があります。そのためには、あらゆるスポーツが男女別に競争しているのと同様に、モータースポーツにおいても、女性が男女間の身体能力の差に影響されることなく活躍できる場が必要です。
そこで「女性ドライバーがイコールコンディションでドライビングスキルを競い合うことができる環境」をつくるべく、2017年に日本初の女性ドライバー限定のプロレースとしてKYOJOを立ち上げました。
KYOJOを通じて女性活躍を推進し、女性ドライバーたちがプロのアスリートとして活躍できる環境をつくることで、モータースポーツを「スポーツ」として発信していきます。そして将来レーサーを目指す女性たちの憧れの場になることで、女性ドライバーの育成、モータースポーツ業界全体のさらなる発展と進化に貢献したいと思っています。
私は「人が人を感動させる」のがスポーツだと考えています。ぜひ皆さんには、レーサー一人ひとりの人間としての魅力を感じていただき、ファンになってもらって、感情移入しながら応援してもらえたらと思います。

レース直前にも選手とのコミュニケーションを欠かさない関谷さん

イコールコンディションで競い合う

9シーズン目を迎えるKYOJOは、2025年から新たにハイブリッドフォーミュラマシンを導入し、レースフォーマットも一新。
全ドライバーが同じ条件で競技できるよう、車両を統一し一括管理することで公平性を確保。運転技術と戦略が勝敗を決します。
そして2025年シーズンから、ブリヂストンが耐摩耗性とグリップ力のバランスの取れたタイヤをワンメイクで供給し、レースを支えます。

活躍するドライバーを紹介

KYOJOに参加するドライバーは経歴もさまざま!KYOJOに対する想いと、関谷さんが強調する「スポーツ」としてのモータースポーツについて伺いました。

斎藤 愛未選手

Arrow編集部:昨年は悲願の総合優勝を達成されましたが、“女性だけのレース“をどのように捉えていますか?
斎藤選手:これまでは男女混合で勝負することが当たり前でしたが、女性だけのレースであるKYOJOは、カートから上がってくるような比較的若い子たちも参戦しやすいレースになっていると思います。また女性プロゴルファーのように、いつか女性ドライバーも職業として広く認知されるようになるためにも、一ドライバーとしてKYOJOを通じて女性が活躍できるモータースポーツ文化の発展に貢献できればと考えています。

Arrow編集部:男女間の差はどのような場面で感じるのでしょうか?
斎藤選手:体の大きさや腕の長さ、筋力の差など、レースを左右する要素の中に、どうしても埋めることのできない差があると思います。また運転中のドライバーは座っているだけのように見えるかもしれませんが、マラソン選手と同じくらい心拍数が上がり、体力が必要なタフなスポーツです。また、コーナリング時にはGがかかるのですが、これに耐えるための筋力も必要です。男性にも負けないレースができると思っていますが、“女性だけ”の環境で戦うことで運転技術や純粋な運動能力などをベースに競い合うことができています。

Arrow編集部:今シーズンにかける意気込みを教えてください。
斎藤選手:今年はディフェンディングチャンピオンとして臨む一年になりますが、マシンが変わり、タイヤもブリヂストンさんのものに変わりました。レインタイヤでもグリップ性能が高く、バトルもしやすいと感じています。今年もチャンピオンを取れるよう頑張ります!

1号車 BigBoss W TEAM TOM‘S
2024年DRIVER‘S RANKING1位

富下 李央菜選手

Arrow編集部:2023年、当時高校2年生で初参戦されました。“女性だけのレース“をどのように捉えていますか?
富下選手:私はKYOJO以外のさまざまカテゴリのレースにも参加しているので男女関係なく競い合うことが多いですが、男性ドライバーと一緒に走っていると体力面の差を指摘されることがあります。ですが、女性同士で戦えるKYOJOは、純粋な運転技術で勝負することができるので、私にとっても大きな意味があると感じています。

Arrow編集部:モータースポーツの「スポーツ」らしさをどのような場面で感じますか?
富下選手:体力や運動能力などがレースに直結するので、他のスポーツと変わらないと感じています。またやはり勝負なので、コンマ1秒でもタイムを縮めたいと思って走っています。バトルの機会も結構多いので、そのような点でもスポーツらしい見ごたえがあるんじゃないかと思います。

Arrow編集部:今シーズンにかける意気込みを教えてください。
富下選手:今年から新たにフォーミュラカーになったことで、これまで以上に筋力や体力のトレーニングが必要になったと感じています。そしてタイヤもブリヂストンさんのものに変わったことで、攻め方も昨年と変わってくると思います。スーパー耐久にも何回か出場するので、そこでも経験を積みつつ、表彰台を狙って今シーズンも戦い抜きます!

39号車 TEAM OPTIMUS CERUMO・INGING
2024年DRIVER‘S RANKING5位

KYOJOには、普段は学生や社会人として仕事をしている選手など、さまざまな経歴を持つ女性ドライバー20名が参戦しています。ブリヂストンは、KYOJOへのタイヤサポートを通じて、DE&I、女性活躍の場の創出支援を通じ、モータースポーツ文化の発展に貢献します。
全戦、富士スピードウェイにて5大会開催予定。ぜひ皆さんも会場に足を運んで応援してください!
そして、7月19日(土)~20日(日)のRd,2ではブリヂストングループ従業員をご招待しています。
詳細はこちらからご確認ください!(募集期間:6月30日(月)17時まで)
※イントラネット(ONE-B)ページのため、社内環境からアクセスしてください。

Rd,2    7月19日(土)~20日(日)
Rd,3    8月16日(土)~17日(日)
Rd,4    10月11日(土)~12日(日)
Rd,5    11月8日(土)~ 9日(日)
kYOJO公式サイトはこちら

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