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「こんな状態で仕事をしているのか…」 女性特有の痛みを経験

やっほ~。まだまだ暑い日が続いているけど、体調管理はバッチリかな?
今回は7月28日に(株)ブリヂストン本社で開催された、「生理痛体験イベント」の様子を紹介するよ!

生理痛の疑似体験を通じて、「知る」「想像する」「考える」きっかけに

月経や更年期による体調不良。女性特有の健康課題の1つだよね。

ブリヂストンでは多様な人財が輝く場づくりや、挑戦・成長支援などを推進しているんだけど、この課題に対しても、フェムテックプログラムの実施・周知や、各種セミナーの開催などを通じて、DE&Iへの理解促進や、人財一人ひとりの生産性・創造性向上の基盤整備を図っているんだって。

※ フェムテックとは、「female × technology」を掛け合わせた造語で女性特有の健康課題をテクノロジーで解決するサービス・プロダクトを指します。

今回紹介するイベントは、月経時の生理痛について、性別を問わずさまざまな人に疑似体験してもらうことで、以下のようなことを「知る」「想像する」「考える」きっかけにすることが狙いだよ。

 • 生理痛がどのように日々の業務に影響を与えるかを正しく知る
 • 知ることを通じ、部下や同僚の気持ちや、職場内での困りごとを想像する
 • 共に働く仲間や自分の職場が、良いコミュニケーションで、且つ生産性・創造性が高い状態で働くために、何ができるか考える

(株)ブリヂストン本社で開催された生理痛体験イベント

ここからは、実際にイベントに参加した(株)ブリヂストン 常務役員 Global CCO (Chief Communication Officer) ・グローバル広報・グローバルビジネスサポート管掌の志田さんに密着して、当日の流れを紹介するね。

生理痛を体験する前に、まずは講師の方の説明をしっかり聞くよ。お腹にパッチを貼って、電気による刺激で生理痛を疑似的に再現するんだって。体質や体調によっては参加できない人もいるから、健康状態を確認する目的も含めて、誓約書にサインをするよ。

その後はお腹にパッチを貼って、電気刺激による疑似的な生理痛の体感がスタート。志田さんは「ぉおお…」という声とともにこの表情。これから痛みが走る、と身構えていても、思わずリアクションしてしまうようなレベルの刺激なんだね。

ちなみにボクも生理痛を体験しようと思ったんだけど、体質的に(?)電気が流れないみたい…。

その後は、生理痛がどれだけ仕事に影響しているかを知る目的で、箸で小さな豆を隣のお皿に移す作業をしてもらったよ。志田さんは「痛みがあると作業に集中できないな」と一言。決して難しくない作業だけど、生理による痛みが集中力や正確性に影響することを、身をもって知ることができるね。

最後に「痛みのレベルは?」「仕事にどんな影響がある?」「どんな配慮が必要?」「生理への印象は変わった?」といった質問に、自分がどう感じたか、シールを貼って回答してもらったよ。
参加した他の男性従業員からは、「頭では理解しているつもりだったことを体感できたことで、女性の同僚により配慮できるようになったと思う」、「仕事への影響がある前提で話を聞けるようになると思う」といった意見があったみたい。疑似とはいえ、生理痛を体感することで、女性の気持ちや困りごとを想像するきっかけになったみたいだね。

個人差がある生理痛、だからこそ一人ひとりの想像力が大切

志田さんの他にも、当日はさまざまな参加者に生理痛を体験してもらったよ。まずはこのイベントを主催した、(株)ブリヂストン HRXカルチャーチェンジ・DE&I推進部長の本間さん。本間さんは過去に開催したイベントでも体験したことがあったそうなんだけど、「何度やっても痛いね…」とのこと。表情から痛さが伝わってくるね。本間さんはその後「マネジメントをする立場として、改めて部下への配慮について見直すきっかけになりました」とその場での気付きについて教えてくれたよ。

(株)ブリヂストン 代表執行役 副社長の森田さんも忙しいスケジュールの合間を縫って参加してくれたんだ。志田さんと同じく、表情にはあまり出ていなかったんだけど、箸を持ちながら「こんな状態で仕事をしなければならないとは…大変だね」と、痛みのせいか小声で感想を教えてくれたよ。

電気刺激も実際の生理痛と同様、痛みの感じ方に個人差があるんだけど、(株)ブリヂストン 人財育成部の西村さんは痛みに悶絶。表情から痛さが十分に伝わってくるね。

多くの従業員が参加してくれた今回のイベントは、男性だけでなく、参加してくれた女性も、電気による疑似生理痛と、自分の症状を比較することで、一人ひとりの個人差について考え直す機会になった人が多かったみたい。「相手も自分と同じような痛み具合のはずだと、勝手に思い込んではいけないと思った」、「生理痛を知らない男性よりも、女性同士の方が、配慮が足りないケースもあるので気をつけたい」といった声も聞かれたよ。
女性にとって生理痛は、デリケートなテーマだとは思うけど、家族や職場の仲間たちへどういった配慮ができるか、改めて考えさせられるようなイベントだったよ。この記事を読んでくれた読者のみんなにとっても、何ができるか想像するきっかけになったらうれしいな。

それでは、またね~。

みんなからのコメント待ってるよ!
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コメント(15)

もみじさん

とてもいい取り組みですね。ぜひ全国でやってもらいたいです。あと、不妊治療などで悩んでいる方もいると思うのでデリケートな部分かと思いますが、みんなが理解できるようなセミナーがあるといいですね。

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女性社員さん

とてもいい取り組みだと思います。男性だけでなく、女性同士でも痛みの程度なども異なるため、どんな痛みを抱えながら業務をしているかをみなさんで理解いただくいい機会だと思いました。定期的な開催を希望します!

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椅子が気になるさん

会議が長いとトイレへ行くタイミングを逃し、椅子に経血を付けてしまったことが何度もありました。男性に気が付かれないようにこっそり椅子を別の部屋へ持っていき、汚れを取り除くのも大変切なく感じております。
椅子の座面が黒だったらいいのになといつも思っていますが、椅子は汚れの目立つ色が多く会議や仕事に集中出来ない事が毎月毎月あります。
作業着の改善は大変素晴らしいと思います。ずっと気になっていました。
今は休むほどではないのですが、更年期による経血の量が半端なく座席を汚してしまうのではないかと日々不安です。
痛みだけではなく、PMSや更年期なども男性社員にわかってもらいたいです。

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体験は大事さん

すごく良い取り組みだと思いました。
多くの方が体験する事が望ましいですが、業務時間内に時間を作って体験しに行く事も難しい場合もあると思います。
特に上長が理解をする事が大事だと思うので、今後新任課長研修の一環として実施するのもありなのではと思いました。

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女性社員さん

とてもいい企画だと思います。

個人的には、生理前後のPMS/PMDDについても、存在することを知ってくれたらいいなと思います。
生理痛と同じく人それぞれ大小あり、女性内でも理解されずらい症状ですが、私含め、人知れず苦しんでいる女性は多いのではと思います。

会社の男性の同期に「PMSは気の持ちよう」と言われた衝撃、今でも忘れていません。

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工場勤務スタッフさん

ものすごく良い企画だと思います
最近、女性の現場作業者さんも増えていますが、未だに女性の身体の事を理解していない職長や主任や課長がいるのが現実で、生理痛が辛そうにしている女性に対しても労りの心が無い上司がいます。
特に技能員さんに直接関わる事の多い『職長・主任・主務者』の人には必須条件として受講して頂きたいと強く要望致します。

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一応女性さん

生理って人によって様々ですので、女性ですが体験してみたいと思っていました。私は生理中はお腹の痛みよりも下痢と腰痛、倦怠感がつらく、2週間前にも痛む時期があったりします。
また、写真に写っている月経カップを使い始めてから腰痛が減って、原因の一つは経血が漏れないように動きを不自然に制限していたせいかも?と思いました。それもまた個人差があるので逆効果になる人もいるでしょうが、女性同士でもなかなか話せない話題なので便利グッズを試して感想を語り合える機会があるといいかもしれませんね。

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つわりも・・・?さん

妻のつわりが酷かったのですが、特に一人目の時にあまり親身になってあげられず今でも責められることがあり悔いてます。疑似体験があればもう少しいたわれたのかな、と思うのでつわりとかも疑似体験できる方法とかもあると、いいなと思いました。「みぞおちをグリグリ押し上げたり、二日酔いが半年続く感覚」とのことなので、重いつわり経験者の方の意見を参考に再現できるといいかな、と思いました。

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グループ全体でもさん

グループ全体でやっていいんじゃないでしょうか。男性にとっても女性にとっても、かなり実用的な経験だと思います。

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TK女子さん

私は学生の時からひどい月経痛とともに生活してきました。
女子でも痛みの差があり、また痛みだけでなく月経1週間ほど前からの体調不良は本当に様々です。
作業、接客をしながらどのように女性が毎月向き合っているか、、、
本社の方だけでなく、工場やタイヤ館等でもぜひ企画していただきたいです。

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生理痛つらいさん

生理痛って疑似体験できるのですね。
工場でもぜひ開催していただきたいです。
男性従業員が圧倒的に多いため、同僚はもちろん家族への配慮にもつながるとてもよい機会だと思います。
また、女性は自分の生理痛や出血量など他人と比べる機会がないため、記事にあったような思い込みに気づけること以外にも、当たり前だと思っていた自身の不調を認識することにもつながるよい体験だと思います。

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女性社員のひとりさん

経血が目立ちにくい女性作業着、すばらしいです。
生理用品の工夫だけでは長時間乗り切れないので、長い会議などでは下着の上にタオルを巻いたり、会議室の椅子を汚さないようにお尻の下に手帳を敷いたり腰を浮かせたりと、経血の漏れには本当に神経を使います。

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ふーはさん

個人差があるとは言え、我慢もできないような激痛の中で女性が勤務されている事、おどろきました。そういった事を知るいい機会になりました。痛みの大小にかかわらず、健康管理休暇の取得を全員マストにしてもいいのではと思います。活用されることに期待します。

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工場勤務者さん

とても良い企画だと思いました。
既に実施されていれば、不勉強で申し訳ありませんが、
工場でも開催頂けるとありがたいと思います。
工場でも女性従業員が増えていますし、記事に記載のあったように、
男性にとってはもちろん、女性にとっても、良い機会かと思いますので、
ご検討頂けますと幸いです。

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ケンケンさん

これはものすごく良いことだと思います。
各工場でも職長以上必須で開催されることを望みます

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