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一人ひとりがプロフェッショナルに 新システムと共に進化を続ける金融事業部

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ブリヂストングループを支えるブリヂストンファイナンス(以下、BSFI)。お金の動きを記録・報告する「会計」業務や、資金を融通する「金融」業務、給与や福利厚生に関係する「人事労務」業務など、担当分野は多岐にわたる。今回は金融の領域で日々奮闘する金融事業部のメンバーに、部署が果たしている役割や、直近で取り組んできた「資金システム」の刷新について話を聞いた。
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ブリヂストンファイナンス株式会社 金融事業部

香取 智之さん

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ブリヂストンファイナンス株式会社 金融事業部

中澤 厚子さん

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ブリヂストンファイナンス株式会社 金融事業部

佐伯 麻里子さん

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ブリヂストンファイナンス株式会社 金融事業部

脊野 静佳さん

余っているところから足りないところへ キャッシュを適切に割り当てる

「金融」は「お金の融通」を略した言葉。端的に言うと、お金が余っている所からお金が足りない所への橋渡しをすることだが、この役割を果たしているのがBSFIの金融事業部だ。

「私たちは国内グループ会社に関する金融業務を担当しています。もしも各社が個別に銀行にお金の借入を行うと、その都度、手間や手数料が発生しますが、私たちがこれを担当することで、これらを削減することができています」(香取さん)。

「他にも、各社宛ての請求に対する支払い業務を代行しています。BSFIが集約・代行することで手数料の削減につながるだけでなく、第三者の視点によるチェックが入ることで、ガバナンス面でも貢献できていると思います。今年の1月から従来の『下請法』が改正され、新たに『取適法(中小受託取引適正化法)』として施行されるなど、ルールが厳しくなっているなか、BSFIの役割は大きいと思います」(中澤さん)。

中澤さん「支払い代行を通じて、ガバナンス面でも貢献できていると思います」

余剰なキャッシュを回収し、不足しているグループ会社に割り当てる金融業務に加え、支払い代行も行う金融事業部だが、お金を「動かす」役割に加え、「増やす」ことも行っている。

「2024年3月に17年ぶりにマイナス金利が解除されました。それに伴い余剰なキャッシュを運用し『増やす』ことの重要性も高まり、私たちの重要な役割の1つとなっています。さまざまな種類がありますが、法人向け預金を活用することでキャッシュを運用しています」(佐伯さん)。

お金を適切に動かし、増やす。言うのは簡単だが実際に行うことは容易なことではない。これらの重要な役割を、BSFIの金融事業部が果たしている。

旧システムの不具合が徐々に顕在化

その金融事業部が昨年に成し遂げたのが「資金システム」の刷新だ。一般的にはキャッシュマネジメントシステム(以下、CMS)と呼ばれ、グループ会社複数の資金を一元管理するもの。金融事業部が担う金融や支払い代行、預金業務にも関係する要のシステムだ。

「これまで使用してきたCMSは1997年に導入したものでした。当時の日本企業では先駆け的な取り組みで、金融専門紙の一面に取り上げられた程です」(脊野さん)。

BSFIはCMSを活用することで、グループ全体最適に貢献している

30年弱にわたってBSFIの業務を支えてきた旧システムだったが、時代の移り変わりに合わせて、さまざまな不具合が顕在化してきた。

香取さんは次のように振り返る。「必要に応じて、都度カスタマイズをして旧システムを使用してきましたが、それに伴う費用や、求めている機能との微妙なズレが出てきていました。また、さまざまなサービスのクラウド化が進む昨今、旧システムはサーバーのなかでの運用が必要でしたので、これを維持する負担も大きかったですね」。

かくして、金融事業部が求めている機能を満たし、管理の面でも優位性のある新しいシステムへの切り替えを進めることとなった。

新システムへの切り替えを機に、幅広い分野での「プロフェッショナル」に

まずは切り替え先の候補を絞るところからスタート。企業や銀行が提供するさまざまなCMSから、最終的に絞り込んだのは、あるメガバンクが提供するものだった。

「さまざまな選択肢がありましたが、私たちに『必要十分』なCMSは何なのか。求めている機能から絞り込みを行い、クラウド型で保守負担も少ないものに決めました」(香取さん)。

30年弱使ったCMSからの切り替え先は決まったものの、長年の仕組みを変えるのは簡単なことではない。

「新システムへの移行で、業務が止まることは許されません。スムーズな移行は『絶対条件』で、旧システムとのギャップを漏れなく埋めていく必要がありました。ここで私たちが強く意識したのが部内業務の『相互理解』。新システム切り替えに伴い、部内のさまざまな業務が横につながることがわかっていましたので、自分の担当業務以外のことを各自が深く理解する必要があります。メンバー間で連携しながら、新システムを迎える準備を進めていきました」(脊野さん)。

脊野さん「新システム切り替えに伴い、強く意識したのが部内業務の『相互理解』です」

新システムへの移行を機に、他メンバーが担当している個々の業務を各々が理解し、自業務だけでなく、複数分野での「プロフェッショナル」になる意識が高まっていったという。チーム内の横のつながりも強化しながら、メンバーはマニュアルの整備や、各種説明会の準備を進めていった。

スムーズな移行を実現 大きな効率化をもたらした新システム

入念な準備を進めていったメンバー。それらが実を結び、新システム切り替えに伴う問い合わせはほとんど無かったという。

切り替え後の様子を中澤さんは振り返る。「私は新システムへの移行時期にちょうど育休を取得していて、職場に復帰したのはシステムが切り替わった直後でした。ただ、目立った混乱もなく、業務がスムーズに進んでいることがすぐにわかりました。対応したメンバーがしっかりと準備してくれたおかげだと思います」。

また、新システムがもたらした恩恵も大きい。

「従来は個別の案件一つひとつに対し、各社担当にメールで個別フォローをする必要がありましたが、新システムでは案件ごとのオープン/クローズの状況が容易に把握できます。また、旧システムは古さゆえに処理能力やレスポンスに課題がありましたが、このデメリットも改善され、大きな効率化につながりました」(香取さん)。

香取さん「新システムへの切り替えが大きな効率化につながりました」

「新システムではより預金管理が容易になり、日々の資金予測や関連資金業務の効率化も進めやすい環境となりました」(佐伯さん)。

「当たり前」を見直すことで改善のヒントが見つかるかも

最後に、取材を受けた皆さんがArrow読者へ伝えたいことを語ってくれた。

「日々の支払い業務を滞りなく進めることができるのも、皆様のご協力のおかげです。引き続き各種金融業務を遅滞なく行うとともに、今後は申請いただいたお取引先様の情報登録についても、取適法遵法の観点でチェック体制強化を検討していきます。ガバナンス強化の面でもBSFIがより貢献できるよう、取り組んでいきたいですね」(中澤さん)。

「資金運用の最大化に向け、新システムの活用余地を探っていきたいと思います。ブリヂストングループのキャッシュを『増やす』ことにもっと貢献できるよう、新システムを最大限に活用していければと思います」(佐伯さん)。

「キャッシュを『増やす』ことにも、新システムを最大限活用していければと思います」

「新システム導入を機に進めてきた部内業務の『相互理解』はこれからも進めていきたいです。金融事業部は担当6名という、決して多くない人数でさまざまな業務に対応していますが、誰かが不在でも仕事に穴を開けない、強いチームづくりにつながることだと思っています」(脊野さん)。

「新システム導入への準備を進める際、旧システムの機能や、従来の業務プロセスの見直しをしたのですが、全体を俯瞰(ふかん)して見たことで、さまざまな『ムダ』があったことが認識できました。普段は『当たり前』と思っていることにも改善の余地はあると思います。どんな職場でも一度立ち止まって現状を見直すことで、思わぬヒントが見つかるかもしれません」(香取さん)。

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