ブリヂストンの情報基盤を支える

ブリヂストングループ唯一の情報システム専門会社であるブリヂストンソフトウェア(株)(以下、BSW)は、ITを通じてグループ各社のビジネス変革に貢献し、膨大なシステムの稼働を支えています。今回は、社内ポータル「ONE-B」と電子申請(以下、ワークフロー)の保守・運用を担うメンバーにお話を伺いました。

左から、システム開発第1本部 データマネジメント部 共通プラットフォーム課
課長 髙橋 一彰さん
児玉 由紀子さん
大石 久美子さん

業務の入口を支える

Arrow編集部 皆さんが所属する共通プラットフォーム課の体制と業務を教えてください。

髙橋さん 私たち共通プラットフォーム課は、パートナーを含め、約20名で構成されています。主に、「ONE-B」の基盤運用、ワークフローの設計・開発・保守、データを分かりやすく見えるようにするダッシュボードの作成・支援などを担当しています。

Arrow編集部 パソコンを立ち上げた時に表示されるのがONE-Bですよね!皆さんの部署がONE-Bの運用を担当されているんですね!改めてONE-Bの役割を教えてください。

大石さん ONE-Bは「ONE Bridgestone」の略称で、名前のとおり、ブリヂストングループの情報を集約し、共有される社内ポータルサイトです。パソコンを立ち上げると最初に表示されるのがONE-Bで、従業員の皆さんにとっては「業務の入口」としての役割を担っています。ONE-Bには、全従業員向けのお知らせや、資料の保管・管理、部門ごとの専用サイト、ワークフローなど、さまざまな機能があり、社内の情報をまとめて管理・共有できるプラットフォームとして機能しています。
私たちは主に、このプラットフォームの保守・運用、各部門のポータルサイトやワークフローの設計・運用を担っています。
特にワークフローは、従業員の皆さんの利用頻度が高く、日常的な業務手続きに必要な機能のため、私たちも注力しているところです。

大石さん

Arrow編集部 Arrow編集部も毎日何かしらの用途でONE-Bを使用しています!ワークフローもたくさんの種類がありますが、どのように設計・運用を行っているんですか?

児玉さん 現在、稼働中のワークフローは約700件あり、お手軽ワークフローも含めると800件規模にのぼります。運用面では、問い合わせ対応や機能改善などを行っていますが、新規にワークフローを作成するときは、「どんな画面レイアウトで」「どんな承認ルートで回すのか」を依頼部署にヒアリングし、利用者にとって使いやすくなるよう設計しています。

児玉さん

大石さん ワークフローは、皆さんの業務において重要な役割を担うことが多いと思います。なので、安定稼働を最優先に考え、システムエラーが発生した場合でも、迅速に対処できるよう、発生時に原因を追跡できるようログを記録し、異常があれば自動で検知して通知する仕組みを構築しています。そうすることで、何かエラーが発生した際にも、ユーザーに影響が出る前に裏側で私たちが対処し解決することができます。
また、システムの改修やサーバーの入れ替え作業は、利用に影響が生じる平日の日中は避け、土日や夜間にメンテナンスを行うなど、稼働を止めない工夫も行っています。

「見えない仕掛け」で稼働を止めない

Arrow編集部 「止めない」ための運用で、象徴的な取り組みや事例はありますか?

大石さん 当たり前ですが、ワークフローは常に組織の最新情報と連動していなければ機能しません。そのため、毎日、夜間から早朝にかけて自動で最新の人事情報、組織データを取り込む処理を行っています。一度に更新されるデータの規模は約6万件に及ぶこともあり、4月の新入社員が入社するタイミングや大きな組織改編のタイミングでは、ごくまれにデータ連携に不整合が生じ、明け方までに処理が完了しない場合があります。

髙橋さん こうしたトラブルが発生しても業務が止まらないよう、皆さんが出勤してくる前になんとか原因を特定し、対応しています。もし明け方までに原因が特定できない場合は、前日のデータを使って一時的に運用を続け、日中に原因を究明し、翌日には正常なデータを反映できるよう対応しています。組織改編の初日などは、いつでも対応できるように、待機体制を整えています。

髙橋さん

Arrow編集部 皆さんのサポートがあって私たちはスムーズに業務ができているんですね。夜間対応や障害対応の体制についても教えてください。

大石さん 夜間対応は当番制になっており、夜間に異常があると、自動で携帯に通報が届きます。もしも担当が対応できなければ次の担当、最終的には管理者へ段階的に連絡がいくので、必ず誰かが対応できる仕組みになっています。また、緊急時の対応も、誰が見ても一定水準で対応できるように、対応内容や手順を記録した管理表を整備しています。

Arrow編集部 私たちの「業務の入口」である、ONE-Bが安定して稼働しているのは、「止めないための仕組み」とそれを支える皆さんのおかげですね!

何も起きない日常を実現する

Arrow編集部 最後にArrow読者の皆さんへのメッセージをお願いします!

児玉さん 皆さんから届く問い合わせの対応スピードと品質を上げるために、AIを使ったチャットボットの活用を検討しています。簡単な質問はチャットボットで即時回答し、難易度の高い案件に私たちが集中できる体制を目指しています。

大石さん 普段皆さんが困っていることがあれば、「こんなことはできますか?」と気軽にご相談ください。ONE-Bは全従業員の情報発信の場です。まだ活用しきれていない方も、ぜひ積極的に使ってみてください。

髙橋さん 私たちのミッションは、皆さんが「いつも通り安心してONE-Bを使える日常」を実現し続けるために、トラブルや障害が起きない日常を当たり前にすることです。夜間のデータ連携や障害の早期対応など、皆さんには見えないところで準備や対応を積み重ねています。こうして皆さんが「当たり前」にONE-Bを使用できる環境を支えています。
現在もONE-Bやワークフローをより使いやすく便利にするためのプロジェクトが進んでいます。より良い仕組みにしていくため、これからもご理解とご協力をお願いできれば幸いです。

アンケートへのご協力をお願いいたします。ご回答内容は今後の記事制作に活用させていただきます。


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