4人の師匠から受け継いだ、リードタイムへの強い意識 ― 日本モールド工業(株)
今回は、日本モールド工業(株)での一連の工程を経験してきた永傳(ながでん) 圭介さんに、かつてお世話になった4人の師匠について伺いました!
総務課
永傳 圭介さん
永傳さんの師匠について教えてください!
1人に絞るのは難しいですね。さまざまな製造工程を経験してきたなかで、本当にたくさんの師匠に支えられてきました。特に印象に残っているのは、4人の方々です。2人は「加工の師匠」で、もう2人が「改善の師匠」と「スピードの師匠」です!
「加工の師匠」はどんな方々でしたか?
1人目は、加工方法の基礎を一から教えてくれた製造課の日高係長です。作業のやり方だけではなく、「なぜこうなるのか」を一緒に考えながら教えてくれる方でした。今の自分の仕事の根っこにある、考え方の土台をつくってくれた師匠です。
もう1人は、製造課長の松下さんです。溶接の技術やモールドづくりの知識を教わりました。組み立てるときに気を付けるポイントやコツも丁寧に伝えてもらって、技術の幅を広げてくれた方です。私がブリヂストングループの「内製保全技能競技大会」に挑戦できるようになったのも、松下課長に溶接の面白さを教えてもらったことが大きかったと思っています。
「改善の師匠」はどんな方ですか?
自分が「改善」に向き合うきっかけをくれたのが、宮本工場長です。モールドの細部を人の手で仕上げていく「仕上工程」から、その前工程である「マシニング工程」(専用の機械によるコンピュータ制御での加工プロセス)へ異動する機会をいただいたのも、工場長が背中を押してくださったからでした。当時、仕上工程からマシニング工程への異動はほとんど前例がなかったんです。
マシニング工程に来てからは、後の仕上工程の人が少しでも助かるように、どうすれば作業しやすくなるかを考えるようになりました。自分の仕事が次の工程の人にどう届くのかを意識するようになったのも、工場長の「現状を当たり前と思わない」という姿勢があったからです。この言葉は、今でも自分のモットーになっています!
「スピードの師匠」についても聞かせてください!
製造課の相原係長です。相原係長はとにかくテンポが速い方で(笑)、初めはついていくのが大変でした。それまでパソコンをほとんど触ったことがなかった自分が、機械のプログラムを理解しながらパソコン操作まで覚えられたのは、相原係長の密度の濃い指導があったからこそです。
当時はついていくだけで精いっぱいでしたが、振り返ると、一番成長できた時期だったと思います。
師匠たちから共通して受け取ったものはありますか?
どの師匠にも共通していたのは、リードタイムへの強い意識です。私たちが製造するモールドはサイズが大きく、素材の入荷から出荷までに長い製作期間が必要です。そのなかで、品質とスピードをどう両立させるか。今ある設備を最大限に生かしながら、師匠たちは常に知恵を絞っていました。
弟子である長岡くんに伝えた「現状がベストだと思わず、常に改善の意識を持ってほしい」というメッセージも、もともとは自分が師匠たちから受け取ってきたものなんです。自分が教わってきたことを、今度は長岡くんに伝えていく。そして長岡くんも、いつか次の誰かに伝えていく。そうやって、日本モールド工業のモノづくりの姿勢は受け継がれていくのだと思います。
お話を聞かせていただき、ありがとうございました!
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