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ブリヂストン インディアのこれまでとこれから

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長きにわたってBridgestone India Private Ltd.(BSID)を支えてきたUdayさんとRajivさん。そしてBSAPIC Group PresidentのAgustinさんに、これまでのBSIDの歩みや今後の展望について語っていただきました。
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Bridgestone India Private Ltd.
Director, Indore Manufacturing Operation

Uday Wadgeさん

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Bridgestone India Private Ltd.
Director, Integrated Consumer Business

Rajiv Sharmaさん

インドと共に成長してきたBSID

Udayさん ブリヂストンがインドでビジネスを始めた1996年に、私もBSIDでのキャリアをスタートしました。インドール工場の立ち上げや、最初の1本目となるタイヤの生産にも関わりました。それからおよそ30年、本当にさまざまなことがありました。今では人生の大半をBSIDと過ごしてきたことに誇りを持っています。

Rajivさん 私はBSIDで1997年から働き始めました。そこから今に至るまで、インドという国は大きく変わり、経済は著しく成長しました。ITを中心に急速に発展し、今や世界でも大きな存在感を放つ国に。また私が入社した90年代半ばから、海外から多くの完成車メーカーが参入し、タイヤ市場も大きく成長しましたね。

Udayさん 1990年代後半、BSIDのビジネスが始まって間もない頃は、取引先はカーメーカー中心でした。それから少しずつ商品の性能や耐久性が認められ、また、インド国内でラジアルタイヤの普及が急激に進んだことも追い風となり、今では市販用タイヤ市場でも抜群の知名度を誇るブランドに。ただ、現状に満足することなく、モビリティ産業の発展や、サステナビリティへのさらなる貢献を目指しています。

Rajivさん インドのような成長市場で、常に先を読んでビジネスを進めてきたことが功を奏したと思っています。新車向けのタイヤ製造に注力したことで、主要なカーメーカーと信頼関係を築くことができましたし、販売網を拡大したことで、お客様に寄り添った、良いサービスを提供できるようになりました。それに加えて、2013年のプネ工場立ち上げにより、国内需要に応える生産体制を確立。これらの成果が積み重なって、インドではマーケットリーダーポジションの地位を固めることができました。

Udayさん BSIDで働く従業員も我々の大きな強みです。勤勉で才能豊かな従業員たちに会社は支えられていますが、一人ひとりの成長やキャリアを尊重しつつ多様性を受け入れる文化が会社の成長を後押ししています。

Rajivさん Udayさんの言うとおり、一人ひとりの働き方を重んじる文化や多様性を尊重する会社になりましたよね。製造や販売の成果を優先する時代もありましたが、今ではよりお客様や従業員のことを第一に考える、そんな会社に進化したと思います。

お客様や従業員のことを第一に考える会社に

これからも「断トツ」の商品を 社会に提供し続ける

Udayさん インドール工場長として、これからも仲間たちが身体的にも心理的にも、安全に働くことのできる職場づくりを最優先にしていきます。従業員が自分の意見を大切にし、仲間のためにベストを尽くすことができる。そういう職場から、「断トツ」の商品は生まれると思います。また利益を出すことだけでなく、世の人々の今や未来の生活を支えていくことに、これからも貢献していきたいです。

Rajivさん 品質へのこだわり、グローバルの仲間たちと知識を共有できる環境、家庭のような温かい職場風土。これら3つが私の考えるBSIDの特徴であり、私がいつも誇りに思っている強みです。これらを大切にして、アイデアや知識を仲間たちと共有しながら、「断トツ」の商品を社会に提供していく。そして、仕事だけでなく、プライベートでも周りの人たちを助けていく。これからも「最高の品質で社会に貢献」し続けていきたいですね。

これからも「断トツ」の商品で人々の生活を支えていく

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BSAPIC管掌
BSAPIC Member of the Board
兼 Group President

Agustin Pedroniさん

BSAPICだけでなく、グローバルでもブリヂストンをリードする国に

インドの将来性に早くから着目していたブリヂストンは、1996年からこの国でビジネスをスタートしました。その後、長きにわたって事業を続けてきたBSIDには、3つの大きな強みがあると考えています。

1つ目は、高いブランド力です。インドで事業を続けてきた約30年間、ブリヂストンはお客様に寄り添い、また、さまざまなニーズに応え続けてきました。今では高い品質を誇るブランドとして、乗用車用タイヤ市場において、確固たる地位を築き、多くの方に幅広く認知されています。

2つ目は、強固な地産地消体制です。インドではタイヤ輸入のハードルが高いので、プネとインドールに高い生産能力を持つBSIDは、大きなアドバンテージを有しています。プレミアムタイヤやEVタイヤの需要の高まりなど、需要動向に合わせて迅速な生産対応が行える他、物流面においてもコスト競争力が維持できます。これらの工場でつくられた高品質なタイヤをお客様にお届けするための物流体制や、販売チャネルにも強みがあります。

3つ目は、サステナビリティへの貢献です。BSIDでは、CO₂の削減やサーキュラーエコノミーにも注力しており、ビジネスで発展を続けるだけでなく、社会価値も提供し続けてきました。

これからもこの3つの強みはBSIDを成長させる大きな原動力になるはずです。

昨年の11月に、プネ工場とインドール工場の生産能力を増強するために、約119億円の戦略的投資を決定するなど、マーケットリーダーポジションをさらに強固なものにする取り組みが進んでいます。グローバルの中でもブリヂストンをリードする存在になる、BSIDにはそんな明るい未来を描いています。

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コメント(3)

トゥクトゥクさん

増強にともなうこれからの将来がとても楽しみです。

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シンチャオさん

昔の仲間の元気な姿が見られて嬉しいです取材ありがとうございました!いつも感謝です。

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関税はいかんぜいさん

アメリカの関税が話題になってますけど、地産地消はそういう事態でも有利ですよね。
ただ、地産地消と簡単に言っても、それを実現するには様々な問題が沢山あって、現地の方や日本から支援に入られた方が大変な苦労をされた上に成り立っているんだろうな、と思いました。今後もインドが素晴らしい発展をされることを願います。

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