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自分の選択でチャンスを掴み、ベストを尽くす

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10月21日、Global CEOの石橋さんと配属を間近に控える新入社員の皆さんとのタウンホールミーティングが開催されました。今回も前編中編に続き、ミーティングの様子をお伝えします。

大切なのは3つのシンキング

(株)ブリヂストン 補強材技術戦略・開発部 補強材研究第1課 荒井 りおんさん
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願い事が1つ叶うなら何をお願いしたいですか?石橋さんの人生観や価値観をお伺いしたいです。

石橋さん 学生に戻ってもう一度勉強したいね。今改めて勉強したいと思うのは「アート」と「歴史」。
ビジネスにおいては、「ロジカルシンキング」「デザインシンキング」「アートシンキング」の3つのシンキングを使いこなすことが大切だと思っている。まず「ロジカルシンキング」は、ビジネスマンとしての基本。ビジネスの世界における共通言語は英語と「ロジカルシンキング」。これがないとビジネスの場では戦えない。ただ、これは議論の場では非常に有効だけれど、競争戦略には向いていない。さまざまな予見をロジカルに組み立てると答えが1つに集約してしまい、競争優位や差別化ができず、これだけではビジネスにおいては勝てない。
一方、お客様の困りごとに共感する「デザインシンキング」は、ユーザーのマインドや困りごと、ニーズやウォンツなど、顕在化しているものに対するアプローチ。
そして「アートシンキング」は、この2つのシンキングとは全く異なる発想で、自分の信念や想いを原動力に突破するもの。マーケットやお客様がどう思うかは関係ない。従来の発想とは違うものに人々に感動や問題提起を与えることで新しいものが生まれる。この3つを組み合わせることが大切。

虫の目と鳥の目で物事を捉える

(株)ブリヂストン 日本セグメント 財務会計・基盤構築部門 日本セグメント 中日本経理課 文能 想太さん
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ビジネスでは先を見据える視点が必要だと思っていますが、石橋さんはそのような視点をどのように養ってきましたか?

石橋さん 大切なのは「虫の目」と「鳥の目」を持つこと。これは、学生の頃から変わらず大切だと思っている。「虫の目」は、自分が今置かれている立場で最善を尽くすということ。「虫の目」で物事を見ないとアクションは起こせない。ただ、それだけだと全体像が見えない。自分は今どんな立場にいるのか、それを捉えるのが「鳥の目」。私は、新入社員として入社後、すぐに広島支店に配属されたけれど、いつも「支店長ならどう考えるか」を考えていた。アルミホイールの販売を担当していたんだけど、「このビジネスの目的は何だろう」「小売店の経営においてこのビジネスはどんな意味を持つのだろう」と常に考えていた。「虫の目」と「鳥の目」の双方を意識することで、実績を上げることができた。
私が歴史を好きなのも同じ理由。歴史は繰り返さないと言うけれど、歴史は韻を踏むと思っている。ブリヂストンも、これまでのさまざまな歴史を辿って今がある。過去があって今があり、そして将来を考えて今、種まきをする。「虫の目」と「鳥の目」、そして先程話した3つのシンキング。ぜひこれらを養っていってほしい。

チャンスを掴みベストを尽くすこと

ブリヂストンタイヤソリューションジャパン(株) チャネル企画本部 チャネル企画部 武井 波輝さん
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何かを成し遂げるためには、圧倒的な努力に加えて、時の運も味方につけることも大切だと考えています。石橋さんのご経験から、どのような人に幸運の女神は微笑んでくれると思いますか?

石橋さん 僕が34歳の時、ファイアストン社買収というブリヂストンにとって一番大きな出来事が起きた。ちょうどそのタイミング、本社で仕事をしていたこともあってこのプロジェクトにアサインされた。もしもこの買収が5年早かったり遅かったりしていたら、僕は今、CEOの立場にはいなかったと思う。これも運の1つだと思う。
実は当時の僕は留学する予定だった。けれど、当時の役員の方に「留学している場合じゃない。お前がこの仕事をやるべきだ」と言っていただいた。それで、留学をやめてプロジェクトに携わることができた。これもまた運や縁だと思う。こういうチャンスを掴んで、世界に飛び出そうという想いがあったからこそ、今の自分があると思っている。
どんな人に幸運の女神が微笑むかはわからないけれど、人は、人生で3回はチャンスが訪れると思っている。でも自分では気づかないこともあるだろうし、タイミングの良し悪しもある。だからこそ大切なのは、チャンスが訪れたときに、自分の選択でしっかりとそのチャンスを掴み、ベストを尽くすこと。

ブリヂストンの仲間としての基盤

(株)ブリヂストン 次世代配合開発第2部 トレッド配合第3課 下河原 佑衣さん
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7カ月間の新入社員研修が終わります。この研修期間を通じて私たち、新入社員に学んでほしかったことは何ですか?そしてどんなアウトプットを期待していますか?

石橋さん ブリヂストングループの企業理念の使命である「最高の品質で社会に貢献」を感じてほしいと思っている。そして、その使命を果たすために、ブリヂストン社員として常に意識していたい姿勢である4つの心構え「誠実協調」「進取独創」「現物現場」「熟慮断行」。これらを意識していない従業員はいないはず。研修期間で生産や販売の現場、そしてスタッフ部門など、いろいろなブリヂストンの先輩たちと接したと思うけれど、どのような仕事においても、全員がこれらを常に意識していたと思う。それを感じ取ってもらうことで、皆さんの気持ちにも、「ブリヂストンの仲間としての基盤」が芽生えたと思っている。
そして、やっぱり同期はかけがえのない存在。これから先、いろいろなことを仲間と共に乗り越えていってほしい。
7カ月の研修を通じて感じた率直な思いをぶつけた新入社員の皆さん。配属間近にGlobal CEOの石橋さんから直接貴重なお話を聞くことで、これからの社会人生活の参考になる有意義な機会になったのではないでしょうか。
これからの皆さんのご活躍を応援しています!

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