ブリヂストンに不可欠な天然ゴム
タイヤをはじめとしたブリヂストンの数多くの製品に欠かせない原材料、それが「天然ゴム」です。天然ゴムは、優れた耐久性・耐摩耗性を有しており、現在でも他のものに置き換えられない重要な原材料です。
今回は、私たちの製品を支える天然ゴムにフォーカス。天然ゴムとはどんなものなのか。その生産や加工現場、それらを支える人々、そして未来へつないでいくための取り組みを紹介します。
今回は、私たちの製品を支える天然ゴムにフォーカス。天然ゴムとはどんなものなのか。その生産や加工現場、それらを支える人々、そして未来へつないでいくための取り組みを紹介します。
知っているようで知らない「天然ゴム」の世界
天然ゴムがどんなものであるかは、まだあまり知られていません。ここでは、天然ゴムの特徴や用途、そして、そもそもこれらがどのように育つのか――。詳しく紹介します。
樹液から生まれる、天然の原材料
天然ゴムは、「パラゴムノキ」と呼ばれる木から採取される樹液(ラテックス)をもとにした原材料です。水分が約7割、ゴム成分が約3割。白く見える液体ではあるものの、ゴム成分が水に「薄まっている」状態なのです。この樹液を加工することで、タイヤを始めとしたさまざまな製品の原材料として使える状態になります。
天然ゴムは、「パラゴムノキ」と呼ばれる木から採取される樹液(ラテックス)をもとにした原材料です。水分が約7割、ゴム成分が約3割。白く見える液体ではあるものの、ゴム成分が水に「薄まっている」状態なのです。この樹液を加工することで、タイヤを始めとしたさまざまな製品の原材料として使える状態になります。
限られた地域でしか生産できない
パラゴムノキは高温多湿の気候を好むため、生育できる地域は赤道を中心に南北15度のエリアに限られます。気温に加え、降雨量や日照条件など、必要な条件がそろった特定の地域でのみ生育が可能です。主な生産地は東南アジアで、世界最大の生産国はタイ。次いでインドネシアが続きます。この他、中国南部、中南米、西アフリカといった地域でも天然ゴムが生産されています。
パラゴムノキは高温多湿の気候を好むため、生育できる地域は赤道を中心に南北15度のエリアに限られます。気温に加え、降雨量や日照条件など、必要な条件がそろった特定の地域でのみ生育が可能です。主な生産地は東南アジアで、世界最大の生産国はタイ。次いでインドネシアが続きます。この他、中国南部、中南米、西アフリカといった地域でも天然ゴムが生産されています。
高品質な天然ゴムを供給するブリヂストンの自社農園
高品質な天然ゴムを安定的に確保するため、ブリヂストンは複数の地域で自社農園を保有しています。インドネシア・スマトラ島にあるPT. Bridgestone Sumatra Rubber Estate(BSRE)は、約18,000haという広大な敷地を有しており、これは山手線の内側の約3倍、琵琶湖の面積では約1/4に相当します。また、カリマンタン島にあるPT. Bridgestone Kalimantan Plantation(BSKP)も、約6,000haと山手線の内側と同規模の敷地を有しています。
他にもリベリア・ハーベルにあるFirestone Natural Rubber Company, LLC(FSNR)で農園を保有しており、タイ・ソンクラー県にある天然ゴム加工工場のBridgestone Natural Rubber(Thailand) Co., Ltd.(BSNR)と合わせ、4つの拠点で天然ゴムの生産を行っています。
高品質な天然ゴムを安定的に確保するため、ブリヂストンは複数の地域で自社農園を保有しています。インドネシア・スマトラ島にあるPT. Bridgestone Sumatra Rubber Estate(BSRE)は、約18,000haという広大な敷地を有しており、これは山手線の内側の約3倍、琵琶湖の面積では約1/4に相当します。また、カリマンタン島にあるPT. Bridgestone Kalimantan Plantation(BSKP)も、約6,000haと山手線の内側と同規模の敷地を有しています。
他にもリベリア・ハーベルにあるFirestone Natural Rubber Company, LLC(FSNR)で農園を保有しており、タイ・ソンクラー県にある天然ゴム加工工場のBridgestone Natural Rubber(Thailand) Co., Ltd.(BSNR)と合わせ、4つの拠点で天然ゴムの生産を行っています。
木と30年向き合う「農業」
パラゴムノキは、植えた直後から樹液が採れるわけではなく、長い時間をかけ育てることで、初めて樹液が採取できる農作物です。苗を育て、農園に植え、時間をかけて木を成長させる——この積み重ねが、安定した品質と収穫を支えています。
植林からおよそ6〜8年が経過すると、安定して樹液を採取できるようになり、樹齢10〜12年ごろに収量のピークを迎えます。1本の木から1回の採取で得られる樹液量は、通常150〜200cc程度。その後、少しずつ収量が下がり、植えてから25〜30年程で、植え替えの時期を迎えます。
ここでは、樹液採取までの工程を紹介します。
植林からおよそ6〜8年が経過すると、安定して樹液を採取できるようになり、樹齢10〜12年ごろに収量のピークを迎えます。1本の木から1回の採取で得られる樹液量は、通常150〜200cc程度。その後、少しずつ収量が下がり、植えてから25〜30年程で、植え替えの時期を迎えます。
ここでは、樹液採取までの工程を紹介します。
1. 苗の育成・植林
パラゴムノキの育成は、単に種を植えて育てるというものではありません。まず種を植え、その種から育った「台木の苗」と、品種を選定した「芽接ぎ用の苗」を組み合わせます(芽接ぎ作業)。その際、台木側の芽を切り落とすことで、養分は接いだ芽に向かい、選定した品種の芽が成長を始め、必要な品種の苗を準備できます。この工程は1人あたり約600本/日行い、この芽接ぎした苗を一定水準まで育成し、植樹していきます。
パラゴムノキの育成は、単に種を植えて育てるというものではありません。まず種を植え、その種から育った「台木の苗」と、品種を選定した「芽接ぎ用の苗」を組み合わせます(芽接ぎ作業)。その際、台木側の芽を切り落とすことで、養分は接いだ芽に向かい、選定した品種の芽が成長を始め、必要な品種の苗を準備できます。この工程は1人あたり約600本/日行い、この芽接ぎした苗を一定水準まで育成し、植樹していきます。
2. メンテナンス
樹液の採取が可能になるまでには、5〜6年の未成熟期間があり、この間、除草や施肥、幹の雑芽処理などのメンテナンスを継続的に行い、成長に必要な栄養を木に集中させます。また採取作業に支障が出ないよう、幹の表面を滑らかに保つ管理も行われます。
樹液の採取が可能になるまでには、5〜6年の未成熟期間があり、この間、除草や施肥、幹の雑芽処理などのメンテナンスを継続的に行い、成長に必要な栄養を木に集中させます。また採取作業に支障が出ないよう、幹の表面を滑らかに保つ管理も行われます。
3. 採取
植林から6~8年後、安定して樹液が採取できるようになります。
植林から6~8年後、安定して樹液が採取できるようになります。
★こちらの動画でもブリヂストンの天然ゴム農園や、パラゴムノキの育成について紹介しています。
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