ブリヂストン×旭カーボンだから実現できる。唯一無二のカーボンブラック
ブリヂストンの主力製品であるタイヤ。このタイヤにはさまざまな素材が使われており、それぞれが欠かせない役割を担っていますが、今回は、タイヤに必要な性能を絶妙なバランスで実現する「配合剤」の1つ、カーボンブラックの事例をご紹介します。
モータースポーツ用タイヤは、レースのカテゴリーはもちろん、サーキットの路面や天候、気温といったさまざまな条件に応じて、耐久性やグリップ力、ゴムの硬さといった、異なる特性が求められます。それらのわずかな差が走りに大きく影響するため、レースの条件に合わせて、細かく設計する必要がありますが、これを実現するカーボンブラックの開発と製造に携わってきた皆さんにお話を伺いました。
モータースポーツ用タイヤは、レースのカテゴリーはもちろん、サーキットの路面や天候、気温といったさまざまな条件に応じて、耐久性やグリップ力、ゴムの硬さといった、異なる特性が求められます。それらのわずかな差が走りに大きく影響するため、レースの条件に合わせて、細かく設計する必要がありますが、これを実現するカーボンブラックの開発と製造に携わってきた皆さんにお話を伺いました。
旭カーボン(株)
取締役専務執行役員 研究開発部長
鈴木 修さん
旭カーボンにて、カーボンブラックの研究開発・製造を担当
(株)ブリヂストン
材料技術開発部 天然ゴム・フィラー技術開発課 主幹
間宮 基之さん
ゴム・フィラー材料の研究開発を担当
極限環境での高いタイヤ性能を実現するため、新たなカーボンブラックを生み出していく
間宮さん モータースポーツ用のタイヤはゴムに配合する素材も、レースの条件に合わせて細かく設計する必要があります。カーボンブラック(以下、CB)も、汎用品や既存のものでは対応しきれません。私たちはタイヤに必要な性能を考え、その実現に必要なCBを旭カーボンと一緒につくっています。タイヤ開発の初期段階から連携できることが大きな強みです。
鈴木さん ブリヂストンからの要望を受け、旭カーボンではCBの設計や製造方法を検討します。試作したCBは、ブリヂストンでゴム物性を評価し、その結果を両社で共有しながらCBの設計や製造条件を見直します。このサイクルをスピーディーに回せるので、狙った性能を実現する新たなCBを、通常では考えられない速度で生み出すことが可能なんです。
鈴木さん ブリヂストンからの要望を受け、旭カーボンではCBの設計や製造方法を検討します。試作したCBは、ブリヂストンでゴム物性を評価し、その結果を両社で共有しながらCBの設計や製造条件を見直します。このサイクルをスピーディーに回せるので、狙った性能を実現する新たなCBを、通常では考えられない速度で生み出すことが可能なんです。
モータースポーツで戦えるタイヤを支え続けたことで、鍛え上げられた製造技術
間宮さん 過去からさまざまなモータースポーツ用のタイヤのCBをつくってきましたが、例えばFormula 1®(以下、F1)に参戦していた当時は、日曜日のレース結果を受けて、月曜日には「次はこういうタイヤが必要だから、こういうCBをつくれませんか」と相談し、その数日後には狙ったものができ上がっている。とてつもなく速いサイクルで開発をしていましたね。
鈴木さん F1タイヤ用のCB開発には、旭カーボン全体で対応していました。ブリヂストンからの「F1で勝てるタイヤが必要なんだ」という高い要求に応え続けたことで、分析やシミュレーション技術、そして反応炉での製造技術といった、全てにおいて旭カーボンも鍛え上げられました。その積み重ねが今につながっています。昔の旭カーボンしかご存じない方が、今の私たちの実力を見たら、間違いなく驚くと思いますね。
鈴木さん F1タイヤ用のCB開発には、旭カーボン全体で対応していました。ブリヂストンからの「F1で勝てるタイヤが必要なんだ」という高い要求に応え続けたことで、分析やシミュレーション技術、そして反応炉での製造技術といった、全てにおいて旭カーボンも鍛え上げられました。その積み重ねが今につながっています。昔の旭カーボンしかご存じない方が、今の私たちの実力を見たら、間違いなく驚くと思いますね。
開発段階から情報を共有できる。グループ内だからできる連携
間宮さん 同じブリヂストングループである旭カーボンとは、機密の多い開発段階から情報を共有できることがとても大きなポイントです。CBがタイヤの性能に与える影響は、組み合わせるポリマーや配合剤によって大きく変わります。そのため、CB開発を単独で考えることはできません。次期配合が完成する前から議論し、ポリマーや配合剤との相乗効果を最大化できるように開発を進めています。
鈴木さん どのような配合を目指し、最終的にどんなタイヤ性能を目指すのかが分かれば、CBの開発の方向性も早くに決めることができます。こうした共同開発は1980年代頃からずっと続いていて、現在も日々やり取りを重ねながら、細かい情報を共有しています。引き続き「見る」「解く」「操る」を究め、高い次元でブリヂストンの要望に応えられるCBをつくっていきたいですね。
間宮さん 新しいポリマーや配合剤が生まれると、組み合わせるCBにも新たな特性が求められます。逆に、新しいCBができることで、ポリマーや配合剤の可能性もさらに広がります。お客様に近いブリヂストンと、CBを知り尽くした旭カーボンがそれぞれの強みを活かしながら、新しいタイヤ性能を実現してきました。これからも2社のシナジーで良いCBを生み出し、タイヤづくりを支えていきたいですね。
間宮さん 新しいポリマーや配合剤が生まれると、組み合わせるCBにも新たな特性が求められます。逆に、新しいCBができることで、ポリマーや配合剤の可能性もさらに広がります。お客様に近いブリヂストンと、CBを知り尽くした旭カーボンがそれぞれの強みを活かしながら、新しいタイヤ性能を実現してきました。これからも2社のシナジーで良いCBを生み出し、タイヤづくりを支えていきたいですね。
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