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実行と結果に拘るために全員で同じマインドに立ち返る

21MBPでは、「変化に対応できる” 強い”ブリヂストンへ戻す」ことを目指してきましたが、米欧のトラック・バス用タイヤを中心とした大幅な需要減などの変化に十分に対応することができず、ビジネスの質に課題を残しました。こうしたことから、24MBPでは、経営・業務品質の向上を最優先課題として取り組んでいきます。拠り所となるのは、1960年代から大切にしている「ブリヂストン独自のデミング・プラン」の思想です。改めて「デミング・プラン」とは何か、どのように日々の業務に取り組んでいけば良いか、(株)ブリヂストン TQM推進部の皆さんにお話を伺いました。

(左から)
(株)ブリヂストン TQM推進部
主査 富崎 幸文さん、上席主幹 青木 康年さん、大堀 高広さん

使命「最高の品質で社会に貢献」を果たすために

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改めて「デミング・プラン」について教えてください。

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「良い品質の製品は、良い体質の会社から生まれる」という創業者の思想を基に、生産、技術、管理、販売の全ての職場であらゆる「質」の改善を行う計画を立てて実行する活動を「デミング・プラン」と呼んでいます。ブリヂストンは創業以来、創業者が強いリーダーシップをもって経営を進めてこられました。その後、世代交代を機に創業者の思想を後世に残すため、1960年代に品質管理に関する世界最高ランクの「デミング賞実施賞」受賞を目指し、体質の更なる向上を図りました。その結果、1968年に「デミング賞実施賞」を受賞しました。

1968年にデミング賞実施賞を受賞した際の様子

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なぜ今、「デミング・プラン」が重要なのでしょうか。

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お客様視点を持ってバリューチェーン全体で最高の品質を追求し、PDCAを回しながら課題を解決して次のステップに進んでいく。「デミング・プラン」の思想は、今日までブリヂストンに脈々と受け継がれてきました。この日々の活動がTQM活動そのものであり、その成果の発表の場がTQM大会です。しかし、21MBPでは、変化に対応できる” 強い”ブリヂストンには戻れておらず、全社の経営から各担当に至るまでの全階層で更なる業務品質の向上が求められています。今年度、「デミング・プラン」への原点回帰、再確認・再浸透に徹底的に取り組み、製造現場はもちろん、営業やバックオフィスまで、全員が同じマインドに立ち返り、24MBPの目標達成を目指します。

従業員全員の「思考の型」を創る

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「デミング・プラン」を従業員が実践していく上で重要なこと、また実践のヒントをお願いします。

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「デミング・プラン」には基本動作である「5つの合言葉」があります。

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この5つはどれも重要なのですが、今回特に強調したいのが「PDCA」「5W1H(なぜなぜ分析 WHY-WHY-WHY)」「データでものをいおう」の3つです。この3つのポイントを一人ひとりが意識して取り組み、また、上司の皆さんは日々の業務で「良い質問」を問いかけてください。これらを自然に実践できるようになった頃、業務品質は向上し、「実行と結果に拘る」ことにもつながってきます。

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PDCAは、実は皆さん全員が日々実践していることです。計画を立てて実行し、壁にぶつかったら振り返り、5W1Hで分析して課題を見つけ、「なぜ」を繰り返すことで対策を見出して再び実行に移していく。そんな本質に毎回立ち返ることが重要です。

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普段から、「なぜ?」と考える癖をつけて深掘りしていくと良いですね。それが結果的にCheckとなって、PDCAサイクルがうまく回っていきます。モノの品質だけでなく、サービスの品質、業務の品質も良くするために、ブリヂストンの従業員全員で「思考の型」を創っていきましょう!


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